生き方について考え直すきっかけになる本
★★★★★
「明日、世界が滅びるとしたら?」
時間という時の流れと、空間という世界の広がりの中で、
見えない未来に向かって、自分には何かできるのか。
生き方を考えなおす、きっかけになりました。
ルーマニアの人たちが書いた絵と、
本の中に引き込まれるような写真と、
心の奥に響くことばが
たくさん込められた本です。
ぜひ、大人にも子どもにも、読んでほしい、
私の大好きな本です。
ひとつ世界を知るきっかけになった本です。
★★★★★
正直、ルーマニアってどんな国か全然知らなかった。
どこにあるのかも、どんな文化なのかも。
まして、ルーマニア国内の事情なんて。
普通の会社員をしている私には、日常でルーマニアに触れることなんて、まずない。
でも、この写真絵本を読む(見る)ことでルーマニアの事情がすごくよく分かった。
しかも、ルーマニアのごくごく一般的な人たちの様子が書かれて(撮られて)いたから、
なおさら。
このシリーズの本を読む(見る)と、
一般人の私でも、世界の本当の姿を知ることができ、
自分の見識を広げることができたように思います。
いろんな考え方の人がいるんだなぁ。
自分ってありきたりの狭い世界で生きていたなぁ。
もっと、外を見てみたい、外を見ることで色んな発見があるなぁ。
違いを認めることって、難しいなぁ。
そんなたくさんの【気づき】を与えてくれました。
気づいただけでも、人間の器が少し大きくなったかな?
人生における自分自身の可能性を増やしてくれました。
そういう意味で、かなりお薦めです。
目に見えない明日が控えているからこそ、将来を信じてそこに希望という苗を植える
★★★★★
とっても親しみやすいルーマニア入門絵本。見ていると、行きたくなります。と同時に、本当は日本と全然ちがう国のはずが、わくわくする写真の一枚一枚をながめ、さりげなく文中に織り込まれているルーマニアのことわざや詩の一節を味わっているうち、妙に親近感を覚えてきて、最後まで見終わったとき、人間ってどこに暮らしていても同じなんだ、と癒される本でもあります。
最後の、著者のあとがきが秀逸。なんか、涙がでそうになりました。両親とか、先祖とか、ふだん考えたこともないことが、急に身に迫ってきて。こんな小さな写真絵本なのに、自分が今ここにいる意味を、教えられた気がした。