幸せそうな挿絵に騙されたぜ!(苦笑)
★★★★★
月光のカルネヴァーレの外伝小説の三巻目。
これで最終巻になります。
メインはギャングのアレッシオ、オートマターのフォーラ、人狼のフランチェスコの三名。そこに原作のキャラクターが絡んでくるような感じです。
内容的には、アレッシオがオートマターやフランチェスコとドンパチを繰り広げたり、フィーラと二人で愛の逃避行みたいな感じです(笑)
特に原作をやっている身としては、小説のキャラと原作キャラとの絡みは、面白かったです。
特にペルラは、ほぼ主役級の扱い。原作よりも、彼女の心情が語られる場面は多いかもしれません。途中のフォーラとの会話でも、彼女の優しさが垣間見られ、唯の真性のサド嬢では無いことが分かります(笑)
個人的にはポアロとシルヴィオもカッコよかったです。
ついでに、最後にあの男も登場します、といっても名前すら出てきませんが。
最後まで読んで色々と言いたい事があるのですが、ネタバレになるので書きません。ただこの小説を読むと、原作をまたやりたくなりますね。
この小説では明かされなかった、設定などもあるので、原作をやってない方はぜひゲームの方もやってみることをおススメします。
個人的に、最後にでも作者の後書きが欲しかったです。