きもちがいいほん
★★★★★
読み終わって、不思議と気持ちがよかった。
この作品全体を通して「前に進もうとする力」が感じられました。
主人公は時々やさぐれたりしますが。
やさぐれ…それすらも前向きな印象。不思議です。
三十路一人身の、美しい(?!)強さを感じます。
病気の本って、読むと不安になったり、やるせない気持ちになるものが多い中
このような読後感は稀有だと思います。
乳ガンをわらいとばす
★★★★☆
日本一笑える闘病記?
他人の闘病記なんてあんまり興味ありませんでしたが、従来の闘病記らしからぬタイトルとイラストに惹かれて手に取り、購入。
人生いろいろ、病気もいろいろ、感じ方もいろいろ。
全編通して見え隠れする生きたいという気持ち。
わたしは、今まで生きてきて、切羽詰るほど「生きたい」と思ったことあったかな。
死に直面して恐怖を感じたこと、あったかな。
死を想像してみたけど、痛いのは嫌とか幼稚なことしか思い浮かびません。
もちろん笑えるけど、それだけじゃない。
生をなまなましく感じさせてくれる言葉の集まりだと思います。
笑える闘病記ってどうなのと不謹慎さを覚える人もいるかもしれませんが、そういった方にも読んで欲しいです。
こういう感じ方の闘病も、絶対アリです。
とても良かったです。
★★★★★
イラストが気になって、手に取った一冊でした。
飾らない、女性の気持ちがリアルに書かれており、
それがイラストとマッチしていて、とても読み応えがありました。
いわゆる感動もの闘病記ではないところが感動を誘う一冊です。
女性だけでなく、男性もぜひ読んでみてはいかがでしょうか。
男性読者です。
★★★★★
自分は普段あんま本を読まない男です。
男なので乳ガンの事とかもあまりわかりませんでした。
でも、この本のイラストと文章は普段読書をしない自分にもわかりやすく、闘病記なのに笑えたりして良かったです♪
もし、将来自分の彼女や奥さんが乳ガンになった時に、上手にフォローとかしてあげられると思います。
男性でも乳ガンと言う病気をよく理解するのに非常に良い1冊だと思います☆
飾らない言葉は心に響く
★★★★★
笑いの中にちりばめられた著者の本音にだんだんと引き込まれて、
読みながら「ガンバレ!」と応援していました。
私たちの想像もできないほどの経験したことがある人だからこそ
語れることがあり、それを素晴らしい文章で軽快にまとめるという、
とても人間力のある方だと思いました。
日々の出来事に不平不満ばかりの自分がなんて小さいんだろうと
反省するとともに、彼女のように生き生きとしてしなやかな女性に
なりたいと思います。