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日本の航空母艦―決定版 (歴史群像シリーズ 太平洋戦史スペシャル Vol. 3)

価格: ¥1,260
カテゴリ: ムック
ブランド: 学研パブリッシング
Amazon.co.jpで確認
ほぼ再編集ですが、よくまとまった良書です ★★★★☆
他の方のレビューでも書かれているように、内容的には「日本の航空母艦パーフェクトガイド」を再構成したものです。
このため、若干の写真や記事の追加はありますが「日本の航空母艦パーフェクトガイド」をお手持ちの方には必要性の薄い本ではあります。このために星を4つとしました。

本書に再録されている記事は「全空母ガイダンス」と題された、日本海軍の空母、各クラスの解説パートです。
古峰文三氏による解説は、福井静夫氏など従来の旧海軍造船官系の方々が艦船という視点から、その特徴を紹介していたのに対して海軍航空として視点から日本空母史を捉えています。空母が、まず飛行機ありきな艦種であることを考えれば妥当な分析視角であるように思います。
現状では航空側の視点から日本空母についてまとめた本は(種本となった「日本空母PG」を除けば)他になく、入門者でなくとも、日本海軍の空母運用構想が空母各クラスにどのように反映されているのかを知りたい人には有益な内容でしょう。

価格の割に内容の密度は濃い反面、俯瞰的な解説を行っている部分がなく、初学者には多少難しく感じるかもしれません。しかし福井静夫全集などと共に手元において対照させれば、腑におちるところや疑問を感じるところを見いだすことが出来、知的好奇心を刺激されるのではないかと思います。
意味を見出すとすれば追加の写真 ★★★★☆
奥付に「日本の航空母艦パーフェクトガイド」に書き下ろしを加えて再構成した、と
自白しておりますので、それほど悪質でも無いと思います。
巻頭の写真集と巻末の大塚好古氏の記事「米側から見た日本空母」等に興味があれば、
安価ですし買っても良いと思います。
個人的には、瑞鶴艦橋前の野元艦長と飛龍右舷等の写真が未見でしたので、後悔して
おりません。