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戦略キャンプ―2泊3日で最強の戦略と実行チームをつくる

価格: ¥1,890
カテゴリ: 単行本
ブランド: ダイヤモンド社
Amazon.co.jpで確認
日本人にこそ必要な方法論ではないのか。 ★★★☆☆
「計画におけるグレシャムの法則(※)」ではないが、
多くの日本企業で起きている事は、そういう事だとおもう。

※経営者が定型的意思決定に忙殺され、
 本来しなければならない非定型的意思決定を放棄してしまう事

2,3日真面目に議論すれば解決できる事も
目の前の仕事を追うばかりで、先延ばしにし、ますます仕事を多くし、かつ苦しくしてる。

しかし、私見ですが、そもそも日本人は苦しむ事が好きなのだと思う。
おかげで、残業時間を目いっぱい積み上げながら、
先進国の中でこんなにも生産性が低いと揶揄されてしまう・・・。
一旦、後ろに引いて大局を見る事が必要なのではないか。
何よりも、日本企業に向けて、ソレを示唆しているように思う。

一方で、日本人は根が真面目だから、
歯車が動き出せば、ちゃんとその方向に回るわけでうまく転がす事が何より求められている。
「世の中そんなにうまくいくかね?」と感じられたとレビューされている方もいらっしゃいましたが
私は、そう読みました。

【個人的な学びメモ】
IBMの考える戦略キャンプで、大事なのは、
・最初のフリクションを取り除く事。(キャンプが開けなきゃ意味ない)
・周到に考えられた構成 (座長は、参加者の何倍も思慮深くないと)
・会議進行をスムーズにする気配り
 (場所、ファシリティ、アイスブレイキング、ファシリテーション、マインドマップ)
・2泊3日という長さ
ということかな
読み物として面白い ★★★★☆
ある会社の戦略立案会議の様子を三枝匡風に物語仕立てで綴ったもの。緊迫した様子、立場・役割から生じる人間模様、参加者の個性などがきめ細かく描写されていて、なかなか読ませる内容に仕上がっている。よほど会社組織の事情に通じた人でないと、ここまでは書けない。コンサルタント数名の共著になっているが、センスのある人がいるのだろう。

基本的な学習ポイントは「場や状況に応じた討議運営の仕方」で、リアルタイム議事録のようなツールは確かに重要だと思う。ただし、合意形成が目的とはいえ、あまりにも定性的な議論に終始している様子で、現実にはバックデータの提示やフレームに基づいた議論が必要だろう。今の仕上がりレベルだと、読み物として共感する程度。定性・定量あわせた戦略会議の流れ全般にまで踏み込んでくれれば、倍の値段でも価値がある。
コンサルタントのノウハウも学べます。 ★★★★☆
この本は合宿(キャンプ)の有効性をコンサルタントの経験を通して説明しています。
合宿は時間もお金もかかり、物によってはうまくいくが、効果もないケースも
あると思っていましたが本書にはうまくいくケース、その有効性、うまく運営するコツなども書かれています。

業務改革プロジェクトは主要課題に対して幾度も会議を開いて検討しますがいい解決方法が
見つからないことは少なくありません。
組織を跨ぐ改革は、どちらかと言えば保守的な日本人にとっては難しいテーマなのですが、
どうして改革プロジェクトが暗礁に乗りやすいか、合宿がなぜ効果があるのか、それらを物語仕立てで
説明されているので分かりやすいし記憶にも残りやすかったです。
何度もなるほど、と思える箇所がありました。
大企業向けの合意形成手法 ★★★★☆
まず、途中に出てくる戦略キャンプの実践例の話が結構面白い。
エリヤフ・ゴールドラット博士の「ザ・ゴール」の手法です。
理解を促すために、小説チックに書くというやつです。
電車の中でもその部分はスムースに読み進みました。

この本では要らないとされているが、読んでみての感想としては、
「これは強力なファシリテーション力が必要だなぁ」
と思いました。ただ、実践したいとは強く思いました。

自分が所属しているNPO法人やコンサル先の若手メンバーとともに、
そして家族でやったらどうなるかな、などとも。

さらに考えたのは、コンサル先の中小企業でやるにはどういう課題が
あるだろうかということです。

まず、人選に限りがありそうです。ファシリテーション力の
ある人がいるかどうかも課題となりそうです。
また、お金の問題もあるでしょう。
中小企業の場合は、全員でやることになり、3日間会社を休まなければ
ならないかもしれません。

また、オーナー社長がワンマンだときつそうです。でも、その場合には
まずこうした戦略キャンプ自体をしないかもしれませんね。

これは大企業向けの合意形成手法だろうという感じがしました。
しかし、示唆に富んでいる部分はあるので、参考になります。
合宿の効能 ★★★★★
本書のテーマは、合宿である。
全社的な重要課題を、キーパーソンが泊まりで集まり、結論が出るまで議論することである。

現在、経営の中枢にいる人やこれからそこを目指す人にとっては、特に興味深く読める本だと思う。

本書のハイライトとして、読み応えのあるところは、
議論は煮詰まったあとに必ずブレークスルーがあること、また逆に、ブレークスルーを得るためには妥協なく煮詰める必要があるという当たり前のことがストーリー形式によって実に腹落ちできる構成になっていること。また、リアルタイム議事録の例が紹介されていたが、議事録の作り方が議論の流れに重要な影響を与えることをうまく活写しているところ、である。

逆に改善したほうが良いところは、
本の中で紹介されている事例が事実に基づいたものか、単なる作り話か判然としないことであり、端的にいえば、「世の中そんなにうまくいくかね」という疑問を禁じえなかったことである。

とはいえ、そのことは本書の評価を決定的に下げるものではなく、全体として、よく出来た本であると評価できる。会社の外に出ると、気分が変わり、質の高い議論ができそうな気がしている。