三日月型のちいさな島でのお話。
他の方も仰っている通り、話の軸というか・・・何かを解決するとか完成させるとかそういう分りやすい目的を持たせていないお話なので、当然ぼやーっとした感じのお話になっています。

ですから「一体何が言いたかったの？」と首をかしげる人も居る事でしょう。でも私は「あえてそう考えさせるお話なのかも？」と思いました。雰囲気を感じる、というのかな。セージ君みたいな子って探せばどこにでもいますしね・・・それに本当は誰の中にも、ちょっとはこういう繊細で迷ってばかりの部分って、あるんじゃないかと思うんですよね。

なのでセージ君の迷う姿や弱さを愛でながら、あの小さな島のほのぼのした空気の中に溶け込んで楽しめば良いのかなと思います。

小さな女の子が出てきます。自分の事を「ちびさん」と呼ぶの。すごく可愛いです。
「あの子はヘタリアみたいにあの島の守り神みたいな存在で人間ではないのでは？」
「いやいや妖精とかそういうのじゃないの？ミルクをあげると良いんだよね。洋服あげると出て行っちゃうとかさ・・・」などなど、娘達と話し合っていますが、さてはて真実やいかに？笑

思春期がまだな人も。もうとっくに過ぎ去ってしまった人も。あの苦くて甘い空気の事を、味わってみたくありませんか？賛否両論ありますが私にとってはお勧めの一冊です＊

偶然見つけて気になったので買いましたが、うむ、面白い！…ってな感じではないな。
けどなんだろう…かえって最近では見ない雰囲気の漫画なんじゃないでしょうか。読み終わると心穏やかになる感じです。
誰にでもある気持ち、よくある葛藤、そういったものが物凄くストレートに表された珍しい漫画かと。
あと舞台の背景の説明が流石作者といったところ。

少年ジャ○プ的なものを読むのと全く違うので、面白い面白くないでは判断しにくい。そういうのは続き次第かと。

自分の中で感情的な所を伝えたくて手紙にしても、
ありがちな具体例にして返ってくるなんとなくそっけない印象や、
感覚を優先して作った作品に対する自信が、いざ人前に見せたときに崩れてしまい、後悔する気持ち
悩んではいるけれど解決策くらいわかっている。でも理想に辿り着けないもどかしさ
「自分の特別な才能」が、「井の中の蛙」であってとりわけ珍しいものでは無いのか　という諦め

誰にでも感じたことがある事かもしれません。

来年デザインの専門学校を修了しようとしている私も、未だに同じ様なことがグルグルと巡っています。
だからか、セージ君の考えることがとても他人事には感じらません(笑)
登場人物一人一人にも、微妙なツボを突いてくることを言われます。
特にフィッシャー君を見ていると、「あ〜〜良いよなあ才能があって前向きなのって」
と、まじまじと羨ましくなったり(笑)

日丸屋先生やホノラットさんの絵を見てると、どんな眼をしてるんだ！と叫びたくなるし
確かに雑、な所もあるけれど、トールペイントのように一コマが一つの絵のようで、
良い意味で力を抜いた線や、省略された背景に、温かみを感じます。
手書きの字とか雑すぎて逆になんだか芸術的ですｗ

他の方がおっしゃっているように、人それぞれの感じ方で評価が変わりますね〜
ヘタリアも大好きですが、ギャグや腐向けな要素が無く、
変な感情を持たずに読めるし、元来　日丸屋先生の描く可愛い人物と相まって、ほっこりした気分になります。

トゲトゲしてたり、落ち込んでいる時に、そうでなくても手にとって読みたい漫画です。
長文失礼しました。

コミックバーズをまちまち購入だったので、とても楽しみでした。
しょっぱな、ちびさんの「またすんらぷですか。」にノックアウトです。かわいい。
日丸屋さんの書くちっちゃい子はすごく好みで、とっても可愛いですね。

フィッシャーとセージ君のやりとりがなんだか・・・心がほわっとします。
セージ君が髪の毛の長さを気にするお話がほんわかしてて好きですね。
それのアフターストーリーもなかなか良い感じだと思います。

読み終わったら、心がほわっとなりますよ。

何か足りない感じ
セージ君は個人的に結構好きです

良い点は
ホンワカしていて人間模様が可愛らしいこと

悪い点は
読みづらいことと説明不足な点

この人はやっぱ鉛筆描きのが魅力を感じる
単調な薄い線よりは

結果
充分面白いです
ただその人次第な感じ

あんな金払って買うほどでもないかもしれないが私は衝動買いした
兎に角高い あの薄さでコレはない