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成恵の世界 (11) (角川コミックス・エース 60-11)

価格: ¥588
カテゴリ: コミック
ブランド: 角川書店(角川グループパブリッシング)
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SF設定をもっとシンプルに ★★★★★
私の大好きな作品のひとつですので、少し辛口のコメントを...。
毎回期待しているものの最近の作品はSF設定の消化不良が目立ちます。限られたページの中に無理に複雑な話を詰め込もうとせず、もっとシンプルな設定にしては如何でしょうか?
今回の蛇の話についても、単に普通の機族の卵が間違ってやってきたという場面設定で良いような気がします。どうしよう?と、あたふたしている主人公二人を皆で助ける仲間たちという風景の方が成恵の世界らしいです。(単純な話だと思っていたら実は裏にもっと複雑な話があったと言って、後から広がって行く方が話が軽快に進みます)
最近は魔法全盛の時代でSFテイストの作品は少なくなりましたので、是非ともこの作風で続けて欲しい所です。「人の優しさが感じられる、ほのぼのSF路線」で行きましょう。星船の生真面目さが好きです。
SFマンガの金字塔 ★★★★★
SF漫画は数多くあれど、この作品のようになんども読み返したくなる
作品はあまり多くありません。

個人的に優秀なSF作品の条件だと思うのは「一度読んだだけではわからないけどなんども読むうちに
理解にたどり着く」です。

でも、それには「何度もよみたいな」と思わせる要素が必要で、その要素がこの「成恵の世界」には
あります。

あるんです。 詳しくは言いませんが。ええ。

勘弁してください。
このバカップルどもめ…… ★★★★★
 祝ってやる!

 そんな感じで読み終わりました「成恵の世界」11巻、随分久しぶりの単行本でしたね……。それもそのはず、巻末の掲載時期を見たら2009年がまるまる1年空白でした、はい。−−いえいいです、そのことをどうでもいいと思わせるくらいに今巻面白かったですから。
 前半は成恵と和人に、ひょんなことから赤ちゃんができてしまう話。いえ、別にアレなことはなかったんですよホントに。和人のそのアレなことへの"思春期な男の子な反応"と、それに対する成恵の"思春期な女の子な反応"がとても面白かったです。しかし、こんな2人だからこそ"彼女"もやって来たんでしょうねえ……。
 後半は和人と丸尾の平行世界での冒険にして、世界設定へと迫るお話。運命的に結ばれている、そう読者にと思わせる別世界での"別の成恵と和人"とを見て自然と口元が緩みましたです。

 現実とはあくまで違う、そんな平行世界のことに一生懸命になってどうなるっていうの?

 読者が内心思うその意味は劇中にて「あるセリフ」で示唆されて、巻末にてその結果が示される。うん、やはり好きです私この作品のこういうところ……。
 巻頭の言葉を見るに、宇宙船、メカ、SF的な設定−−こうしたもののトレンドからの乖離への抵抗、これこそがどうやら丸川先生の原動力であるようです。ご安心ください、いつの時代にも萌えがどんなに隆盛を誇ろうとも、そうしたものが好きな人というのは必ずいますから。どうかご自分の好きなもの、信じるものをこれからも描いていってください!