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マンデラの名もなき看守 [DVD]

価格: ¥3,990
カテゴリ: DVD
ブランド: ポニーキャニオン
Amazon.co.jpで確認
普遍的人生 ★★★★★
マンデラの名もなき看守 DVD 2007
原題:Goodbye Bafana

南アフリカ元大統領ネルソン・マンデラ氏を看守の目から見た映画。
ロベン刑務所があるロベン島はハンセン病隔離の施設としても有名であり、そこにマンデラ氏は18年幽閉される、その後別の刑務所に移動することとなる。
看守のグレゴリーは一時的な配置換えでの期間を除き、多くの時間をマンデラ氏の監視にあたっていたようだ。
自由憲章、当たり前のことが当たり前でなかった時代、南アフリカだけではないであろう。
『国は国民が統治すべきである』『各民族(部族)は等しい権利を持つべきである』『国の富は国民が分け合うべきである』『土地は耕すものに与えるべきである』

南アフリカを訪れた事が有る者には分かるであろう、未だ、そのアパルトヘイトが完全に終焉となっていないことが。

そしてこの映画が、一人の男の生き方を通して、普遍的な人間のあるべき姿を言葉少なく、でも強烈に訴えていることを。
背景を知らないと総集編を観て感動しろというようなものだ。 ★★★☆☆
マンデラ大統領の偉大な足跡を理解していない人でも彼に興味を持つには十分なカリスマ性をデニス・ヘイスバートが表現している。マンデラのカリスマ性を引き立たせているのは、最近あまり見なくなったジョセフ・ファインズ演じるジェームス・グレゴリー。
ロデン島において唯一マンデラに告発されなかった看守。

タイトルにもあるようにマンデラの視点で物語は進行しないので、彼が収監されているときのディティールは映像には出てこない。自由憲章に則る絶対なる思想のために必要最小限の言葉を残すのみ。

残酷な囚人への虐待などはなく、無理に感動を押し付けるでもない。形は全く違うが『グリーンマイル』を想像していただければよいか。

幼いころに習った棒術でジェームスがマンデラと対決するシーンは上手くこの映画のテーマを表しており、主人公であるジェームスの内面を映画として楽しませてくれる。牢獄で格子を見つめるシーンも同様だろう。

ジェームスの妻を演じるダイアン・クルーガーは絶世の美女だが、黒人差別していた若いころと晩年の理解を示すところの違いが全くなく、セリフのみ書き換えましたかのような演技の乏しさにがっくり。ラスト、マンデラに声をかけるシーンでも脚本上必要に際して仕方が無く組み入れたかのような出来。重要な立場であるにもかかわらず、あまりにも軽すぎた。
虹色の国の夜明け前の感動の実話 ★★★★★
「インビクタス」のBD&DVDが発売され、ワールドカップ2010が終了した今、過去の南アフリカのアパルトヘイト政策、マンデラの27年もの囚人生活、そう遠くないボタ政権からデクラーク政権にかけての南アフリカの夜明け前の動き等を是非本作で知ってほしいと思う。

本作がユニークなのは、囚人マンデラと白人看守グレゴリーの間で友情が育つ過程を軸にしていること。黒人の言語がわかり、少年時代に黒人の友がいたからこそグレゴリーはマンデラに関心を持つ。マンデラは黒人の言語で話せる看守だからこそ心を開き、彼の思想を語り、家庭を大切にする普通の白人との交流を通じて、白人との融和が実現可能だと確信する。グレゴリーが歴史のひとこまとなる選択をしたことで、2人の友情はマンデラの哲学を実践する場となった。

刑務官の仕事に忠実だった過去を告白するグレゴリーに、人にはそれぞれ仕事がある、と語るマンデラの器量の何と大きなことか。常に気高く威厳を保ち、大地のように悠然としているマンデラに寄り添う映画の語り口も良い。マンデラとグレゴリー本人(03年逝去)のインタビュー映像付き。
人の心の動きを見るには ★★★★☆
本作は、南アフリカ共和国のマンデラ元大統領の看守を務めたグレゴリー氏を主人公として、
マンデラ大統領の獄中生活とグレゴリー氏の心境の変化を描いた作品である。

誰もが知っている歴史的な出来事を、
正面からスポットを当てるのではなく、
看守という独特の視点から描写している。

こうした独特な視点からは、以下のような事柄を再確認させられる。
 どんな時代も、歴史的な出来事は、中心として語れる人物だけで作られるわけではない。
 そして、歴史は、そうした中心人物にだけ、影響を及ぼすものでもない。
 多角的に物事を見れてこそ、真実は見えてくる。


・・・・
作品は、社会派映画の中では、軽いタッチで描かれている。
しかしながら、因果関係が直接にないことであっても、
人の死を目の当たりにして、自責の念にかられる姿は、印象的である。
そうした念にさいなまれる主人公に対し、同じような経験を持つ、マンデラは慰めの言葉をかけるシーンもある。

特別な哀しみの本当の意味は、同じような経験をした人にしか、残念ながら、わからない。
そんなことを感じた。
それと同時に、同じような辛い経験をした人でしか、わかりあえないのでとすれば、
それは、かける言葉もない、辛い現実だということ。

史実を学ぶというよりも、
人の心の繊細な動きを見ていきたい人におすすめの映画である。
心の動きに注目! ★★★★★
 1968年、アパルトヘイト政策下の南アフリカ共和国。黒人差別を当然のように受け入れていた白人男性のジェームズ・グレゴリーは、反政府運動の首謀者、ネルソン・マンデラの看守に抜擢される。マンデラと故郷が近く彼らの言葉であるコーサ語がわかるグレゴリーには、秘密の会話や手紙の内容をチェックすることが求められた。しかし、マンデラに長く接していく中でグレゴリーのマンデラに対する見方は変わり始め、次第に彼の気高い思想に傾倒していくが…。

アパルトヘイトが行われていた南アフリカの物語です。作品はマンデラとその看守をしていたグレゴリーを中心に物語は進んでいきます。
やはりポイントはグレゴリーの心情だと思います。マンデラたちの話す内容が分かるからと抜擢され会話や手紙をチェックしていくうちにマンデラの自由な発想、そして希望を失わない信念、平等という考え方、いろんなものを受けて感化されながらも職務とのジレンマが見事に描かれています。

人種差別という難しいテーマを非常に見やすく作っています。とてもおススメです。