個人的に最高傑作。
★★★★★
ゴリゴリと凶悪なラップと歌で攻めるラップコアバンド(Hed)p.e.の7枚目。
4th、5thアルバムでの驚愕するほどの凶悪性の低下でショックを受けたファンも居たと思いますが、
それを完全に払拭してくれる、勢いに満ちたアルバムになっています。
まぁ前作に関してはある意味コンセプトがあったんで。。。
陰鬱な雰囲気とそれに対照的なポップな雰囲気が折り重ねられ、
切れ味のあるラップと組み合わせメロウに歌い上げるジャレッドの歌唱力には舌を巻きます。
サウンドも前作と比べるとよっぽど激しく、しかもパンク色がかなり強いです。
ラップの全体的な減退は否めませんが、曲ごとに特色はハッキリ表れている名盤です。
個人的には先行シングルだった#5が好きだったんですが、今はずっとラップと歌の組み合わせが絶妙すぎる#10を気に入っています。
ただ、歌が増えたので、1st・2ndの頃が一番好きだ!というファンには、
やはり抵抗感のある作品になっているかもしれません。