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藤巻健史の実践・金融マーケット集中講義 (光文社新書)

価格: ¥945
カテゴリ: 新書
ブランド: 光文社
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真面目だ…,オーソドックスだ…,マトモだ… ★★★★★
自称や出版社的ではない金融のカリスマが金融のことを結構高度な内容や現場のことも含めて色々と書いた稀有な本.政策がらみの話もちらほら.そういう意味でものすごく価値がある.固い本でも曖昧さを排除した本でもないのだけど,重要なポイントだけに的をしぼって広い内容を伝えるという著者の試みが伝わってくる.そして,その試みは概ね成功していると思う.興味はあるけど分厚い良書を何冊も勉強する時間や気力はないという人にとってはドンピシャの内容でしょう.

はっきり言って本書だけで明確に理解するのは無理なんだけど,大きなポイントを外さないとか,大きな勘違いと縁を切るとか,その程度の理解は得られると思います.横にマクロ経済と会計と金融工学のまともな入門書を積んでおいて適宜参照しながら読むのもお勧めです.
ビッグトレーダー当人がこのような金融の教科書を出すというのは、世界広しといえど無い ★★★★★
2003年10月20日リリース。ただ元々同名で上・下刊に分かれていたものに加筆したものが本作である。巻末で筆者自身が書いているのだが、『ビッグトレーダー当人がこのような金融の教科書を出すというのは、世界広しといえど無い』と言う非常に価値ある本になっている。

発端は筆者のホームページで『社会人1・2年生の方』という条件で応募をかけたところ150名以上の応募があり(それはそうだろう)、その中から無作為で15名を選んで6日間集中講義をしたということらしい。日頃経済ニュース漬けになっていて、どれが適切なことを言っているのか分かりづらい中、たとえば『日銀の介入とは何か』とか『為替の先物は今の直物の金利差から自動的にはじける』など事細かに解説してくれる。そしてある程度金融知識があると余計に楽しめる。

一方で『大物トレーダー』といわれる人たちがどのようにして勝負しているのかが初めて具体的に書かれている。DEaRに代表されるリスク管理のシステム化についても初めて知った。色々な秘密を解き明かしてくれる一冊である。望むれば次作は『藤巻タートル』のような募集をかけてくれるとより一層面白いのでは、と思う。是非やって欲しい。
面白い内容でした ★★★★☆
著者はディーラーとしての経験があり、その経験からお金の流れと言うところからディーラーの役割、その深いお話まで書いてあり面白かったです。
日銀の役割として私は日本の中央銀行として金融政策の先駆者としてすごいところだと思っていましたが、著者曰く「しょせん日銀」だそうです(笑)また、海外でのディーラーへの憧れやお金でお金を稼ぐヘッジファンドのすごさを教えてくれます。

文体が講義形式ということで話し言葉やくどく感じる部分があり、はじめは慣れないと思います。私ははじめの数ページで読むの止めようかと思いましたので。ただ、これが著者の人間性(?)でこういう本なのだと割り切れば読んでみてもいいと思います。
分かりやすかった ★★★★☆
この本は、金融の知識はゼロではないけど、デリバティブを勉強する上で、今までの専門書は取っ付きにくいとお感じの読者には
最適です。作者もできるだけ難解な表現を避け、誰にも理解できるよう、表現や、説明の仕方に工夫がなされています。デリバティブの
専門書を読む前の入門書としてお勧めです。ただ、作者が例として使っている時代表記はちょっと古いと思いますが、入門書としては
問題はないでしょう。
わかりやすいが歯ごたえあり ★★★★★
かつてモルガン銀行で「伝説のトレーダー」と言われ、かの有名なジョージソロスの投資アドバイザも務めたという藤巻健史氏が、自身の経験をもとに金融マーケットではどのような取引が行われているのかを解説した本です。

社会人を対象とした講義を文字に起こしたものなので、口語調で読みやすいです。トピックとしては為替、短期金融先物、債券先物、金利スワップ、オプションなどで基本的な取引は網羅されています。解説をするとともに、当時自分がどのような考えでトレードをしていたとか、そのときのモルガンでの裏話とかが聞けて面白いです。でもこれについてはかなり前の話なのでそこら辺は割り引いて読んだほうがいいかも。

分かりやすいといっても数字がゼロではないし、為替の理論値計算もやるし、裁定取引がどういう風に起こるといったことも数式を用いて説明してあるので、読みごたえもあります。

ただし、430ページを読み切るにはそれなりに時間がかかりました。文庫なのでその分お得なのですが。

あと、藤巻さんは「藤巻プロパガンダ」というブログもやっているのでこちらもお勧めです。