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ツチヤの口車 (文春文庫)

価格: ¥490
カテゴリ: 文庫
ブランド: 文藝春秋
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愉快! ★★★★☆
東海林さだおさんの本での対談をみて、読んでみようかと思ったのですが、なんとも!愉快。
他愛もない出来事がこんなに深く考察されてるなんて。良識ある大人の男の人とは思えない(*_*)でも、きっとちょっと離れて見ていたい。かわいいおじさまをイメージしました。おじさまのおはなしをまた読んでみたいわ☆
マンネリだけれども読み続けてしまいます ★★★☆☆
 お茶の水女子大の学部長にして哲学科教授の土屋賢二の文庫最新刊です。 
 例によって例のごとくの、言葉のレトリックを他用したエッセイです。パターン化している部分もいつものことですが、それでもやっぱりところどころで大当たりの笑いを取ってくれるのでついつい新刊が出るたびに買ってしまいます。笑いの中に稀に(本当にごくごく稀になんだけれど)書かれている男女の性格についての警句も二重丸。「そうだよそうだよ」と膝をたたいて共感を覚えることしばしばです。
 確かに、毎日隣にいたら疲れるタイプの人だとは思うし、この人の秘書なんかは絶対しんどいと思うんだけれど、こういう人が身近にいたらと思わずにはいられない愛らしい人です。
ついに買ってしまった ★★★★☆
週刊文春を毎号読むたびに、室井滋「すっぴん魂」林真理子「夜更けのなわとび」についで真っ先にツチヤ先生のエセーを読むのが私の楽しみだった(ここで「毎号」というのは私がたまたま読んだ毎号のことであり、「だった」というのは不真面目な文春愛読者の目にも「すっぴん魂」が連載を終了しているように見えるからだ)。週刊誌のたった一ページに、ギリシアの名だたる哲学者についての講義から、家庭内での棚の修理に関する非常に日常的で身近な愚痴まで、全世界を包括するようなエセーが展開されているのだ。紙質のよくない週刊誌に320円払って、これを読まない手はない。

しかしこうして連載エセーを熱心に読むほどに、文庫本を買おうという気は失せてくる。考えてみれば文庫本に収録されているエセーをみんな読むのに、週刊誌をいったい何円分買わなくてはならないだろうか? たとえ全部買わなかったとしても、一度読んでしまった文章を読むのにもう一度金を払うのはもったいない。自分が読んだ号の分だけでも文庫本を割引するのが正しい販売法ではないのか? そう思うとどうしてもコイン一個が出せなかった。
ところが堅忍不抜な購買拒否の態度も、ついに(1)非常に疲れていた(2)時間が余っていた(3)立読みできる許容時間をオーバーしていた、という事情により、ついに突き崩されてしまった。その結果、泣く泣く一冊だけ買ったその晩は、文庫本を最後まで読み切るまで眠ることが出来ない、という悲劇が生じたのである。
この本は悪質な麻薬だ。

ところで、この文庫本の表紙に私はいたく疑念を抱いた。ツチヤ先生は満月のように丸い体躯の禿げた中年男ではないのか? 少なくとも週刊誌の挿絵に登場する親爺さんたちは例外なくそのような中年男である(ただしそれがツチヤ先生だとはひとことも書いていない)。ところがこの表紙のツチヤ先生(?)は真っ赤なオープンカーにまたがって、スラリとした貴公子然としているではないか(メガネはかけているが)。このことは二日間ほど気になって、とうとうネットでツチヤ先生の素顔を検索してしまった。
そして得られた結論は、
 (1) ツチヤ先生にあれほどの罵詈雑言を浴びせられる大学の同僚先生方や学生さんたちの夫や彼氏は例外なく非常にハンサムであるに違いない(ただし、ツチヤ先生が彼らの言葉を正確に記述していると仮定する)。
 (2) 年齢に比べてツチヤ先生は非常に若く見える。きっとストレスが足りないに違いない。
最高 ★★★★★
相変わらずの文章で最高でした。
どうしてこんな予想もつかない屁理屈が書けるのか。天才としか思えない。
単行本にする価値はないと思う。 ★★☆☆☆
 週刊文春の連載で鮮烈なデビューをしてから、1,2冊目までは新鮮味があったが、以後は、残念ながら、「助手との会話」「学生との会話」「妻との(無言の)会話」「喫茶店の出来事」など、限られた範囲での同じような話題の繰り返しになった。
 ・・・と言う批判があることを「人間の真理」を追究する哲学者はどう見るのであろうか?
 単行本は買わなかったが、毎週週刊文春を買ってるから中身は分かる。