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いわしくん

価格: ¥1,325
カテゴリ: 単行本
ブランド: 文化出版局
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シンプルで良い絵本です ★★★★★
 文字にすれば100字にも満たないような絵本ですが、面白いです。
 日本の海で泳いでいたいわしくんが、食卓を経由してまた泳ぐようになっていくところが面白い。(輪廻だの食物連鎖だの難しいことは考えないほうが良いと思います)
 絵もシンプルで文章にあっています。いい絵本です。
おすすめの一冊です。 ★★★★★
「命」「生きる」をテーマにしたお話なのにもかかわらず、一切それらの言葉を使って表現せずに、「食べ物を大切にしよう」「今、ここに命があり、生かされていることに感謝しよう」と、心から感じられるところがすばらしいなと思います。しかも、食べたいわしが人の血となり肉となり生きると、命の連続性も感じられます。

文章が短くわかりやすく表現されているので、幼児からでも向いていると思いますが、話のなかのメッセージを深く読み味わうこともできるので、小学校5,6年生に紹介してもいいなと思います。

もともと自分でこの本を持っていたのですが、なくしてしまい、再度購入しようと思います。
夏になると、とくに思い出す。 ★★★★★
さいごのページにでてくる「いわしくん」の生き生きとしている表情を忘れられません。

いままでのレビュアーと同意見ですが、毎度の食事があることで、いま自分は生かされていることを感じさせられます。

しかも、そのことを食育だの何だのと口やかましく言うのではなく、ただ、淡々とした文の中から感じられる。

初めて読んだ時は、このお話の展開に驚きました、「そうくるか〜」と。


3年前くらいに初めて読んだのですが、暑くなって、プールに入る時期になると、この本を改めて書棚から出して

読み返します。
読み聞かせにもぴったり! ★★★★★
読み聞かせのボランティアで、小学4年生のクラスで読みました。
短い言葉ですが、簡潔でわかりやすくいわしくんの運命が語られます。
1ページ1ページ、子どもたちが引き込まれていきますので、その真ん丸になった目をさらにひきつけるようにゆっくりとページをめくっていきました。
捕まえられたいわしくんが、食べられるところまでは、子どもでも容易に想像できます。しかし、「人間の体の一部になる」ということ、そしてその人間と共に「泳ぐ」とは思ってもみない展開でしょう。
大人でも、なるほど!と思うお話。子どもたちにとっては自分の命を支える食べ物について考え、また、視点を変えて物事を考えるきっかけにもなる本だと思います。
折しも、プール開き目前というタイムリーさ。本日の読み聞かせ、大成功でした。サークル員も大絶賛の本です。
これぞ、生命! ★★★★★
文字も少なく、単純な本です。
赤ちゃんでも、飽きることなくじっと見てくれるようなシンプルさです。
でも、押し付けでなく、自分の中から湧き上がってくるように、じっくりと命の尊さを伝えてくれる、とてもいい本です。
読めば読むほど、そして、読んでから毎日毎日、いろいろな経験に出会うほど、
改めて、命とは何かということを考えさせてくれます。

かわれて焼かれて食べられてしまう「いわしくん」。
その誇りに満ちた表情が、「いわし」として、自分の人(鰯)生をめいいっぱい生ききったのだと、
そして、「いわしくん」を食べて生きている私たちに、生をバトンタッチしたんだからな、と、
伝えてくれているような気がします。