「さだまさし」という生き方の本音部分
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2009年4月当時、テレビでは◯oftbank社の新しいCMにご本人が登場し、自らCMソングを歌っていた。(CM出演は実に6年ぶりだそう)
こうしたある意味能天気でコミカルな氏の側面ばかりが取り沙汰され、30年も前の「関白宣言」の大ヒット以来、とかくいろんな意味で誤解され続けてきた氏の、しかし、その生き方の根底にあった真摯で真剣な考え(思想)を、敢えて本タイトルで訴えることの意味を考えながら読んだ。
骨太の大人物である。私たちは、そのひょうきんすぎる表面的な姿に惑わされ「さだまさし」という偉大な存在を誤解していた、ということに、ある種のショックを覚えた。
「さだまさし」という偉大な生き方の背景にある、この国に対する憂いと、果てしない希望から来る強い強い意志、行動する勇気に触れていただきたいと思った。
本書で、氏の、真の偉大さを再認識させられた。古くからのファンはもとより、私たちの未来を光あふれるものにしたいと願う方ならば、ぜひ手に取っていただきたい熱い熱い書であると感じた。
自分は何をして生きていくべきか
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神、神のようなもの、きっと神のような人間の力が及ばないところから、自分
は何をすべきか与えられているかもしれない。
さだまさしさんは、歌を歌うことで炭鉱のカナリヤになって、世界の平和を祈っ
ているそうです。
世の中を生きていると「青臭いことを言うな」、「早く大人になれ」、などと言わ
れるかたも多いのですが、あえて青臭く正論で生きていくことが大切だと思わ
せてもらえる一冊です。
さだまさしさんの歌をまた聞きたくなる一冊です。
美しい国へのてがかり
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NHKの生放送中に、NHKの良いところと悪いところをズバッと言える熱い男
さだまさし。ただのミュージシャンではありません。魂のこもった文章から、強
いメッセージを感じます。
彼の説く精神論には、日本人が失ったものがたくさんつまっています。
美しい国にするために必要なことが数多く書かれています。
日本人全員に一度でいいから読んでもらいたい。
今一番オススメしたい心の教科書です。
若者に物申す
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さださんの代表曲 「関白宣言」でも 「俺より先に寝るな」とか「メシは先に食べるな」など はっきりと物をいっています。
これらの物の言い方は男女差別ともとられ、良し悪しの判断が難しいところですが、この本は 当たり前が 出来なくなっている 若者あるいはその保護者に対して数々の提言をされている。
「日本人らしくない若者の言葉の使い方」「義理と情が軽薄になっていること」それぞれが納得のいくエッセーでした。
こっちにも本気で言いたいことがある
★☆☆☆☆
この本を読んで、普段の行いを悔い改めようとする人はいないでしょう。
日本を好きになる人もいないでしょう。
さだ氏は炭鉱の有毒ガスを察知するカナリヤの如く、平和の危機を察知するカヤリヤになりたいと言ってますが、それなら約60年間戦争のない日本より、大好きな大陸の国でカナリヤになったらいかがですか?
自国の政治家・軍を批判する本を自由に出版できる国体を維持するため、どれだけの人の手がかかっているか、血・汗・涙が流れたか。
その基本に触れずにただ社会の歪み、影だけを一方的に非難するだけの文化人が日本を悪くしているのではないですか。
これでは世界中で日本だけが変で日本以外の「虐殺」や「言論弾圧」をするような国の方が正しいかのような印象を受けます。