あの怖いくらいの緊張感に満ちたサウンドは、食生活からくるホルモンの分泌異常の産物だった?医者からそれを告げられた彼が、精神的なバランスを取り戻して制作されたのがこの作品だという。相変わらず陽気な音楽だとは口が裂けても言えないが、確かに今作にはある種の落ち着きがある。精神が安定したもうひとつの利点は、シンディ・ローパーやレッチリなどコラボレーションの相手も広がったことだ。

何か変な日本語言ってます。ちょっと笑ってしまいました。（この曲入れない方がよかったんじゃないか.......）

＃1エクセス、＃２エヴォリューション・レヴォリューション・ラブ、この二曲にものすごい衝撃を受けました。ヴォーカルと曲が完全に融合していて独特の世界を生み出している。トリッキーて本当に才能あるんだなあ。ゲストヴォーカルのよさを最大限に引き出しつつも、完全に主導権を握っているのもすごい。歌詞も言葉遊び的な要素が多くて面白いです。とにかく、インパクトが大きいトラックばっかりで聞くたびに驚かされるアルバムです。これでもっとエド・コワルチックをフィーチャーしてたらよかったなあ、と思ったので星４つにしました。

このジャケットを見ていただきたい。私には自分自身の魂をTRICKYに吹き込んでいる女性が見える。とても神秘的で密度の濃いもののように感じる。
アルバムの中身もジャケットに負けていない，素晴らしく濃い。ゲストミュージシャンが豪華な顔ぶれで話題になったらしい。TRICKYも色々な人に聴いてもらいたいという希望から親しみやすい作品に仕上がっている。

でも，TRICKYの以前の魂が満ちあふれすぎている素晴らしさは衰える事なく健在である。以前からのファンの私でも満足できる中身だ。
初心者の方にはこのアルバムを機会にTRICKYの崇高な魂に伝染していただきたい。