タイトルがちょっと…
★★★☆☆
人間がその魅力のため霊的世界に帰ってしまわないように、地上を魅力的にみせるための必要悪としてルシファーやアーリマンが存在していると書かれているようです。人間は地上で進化しなければならないようです。
ルシファーやアーリマンのおかげで人間は本来の予定より早く進化できているそうです。しかし、そのルシファーやアーリマンを克服するために、病気や苦しみやカルマが用意されたとか、そのような対応策のないアスラという悪の影響が始まっているなど、理解の難しい内容が多く、じゃあいったい何のために人間はこのような道を歩んでいるのか?進化するためには苦しみが必要という方程式でもあるのかな?と疑問が残りました。
シュタイナーの他の本も一緒に読めば理解できるのかもしれませんが、人間を進化させようとする存在が、天の計画のなかでどのように働いているかなど、予備知識がなければすぐに理解できないと感じました。