こんな展開もあるんだ・・・
★★★☆☆
主人公はA、B、C、Dの4人の子供。
別々の世界に住むが、どこか同じ空気感の4人。
彼らの日常が同じ時間帯で切り取られ、そして並行に並べられて淡々とストーリーが進む。
このまま永遠に交わらないのでは? と心配になるほど本当に淡々と進む。
ところが、最後の5頁で、しかも本当に最後の数行で「ムムム…!」と唸ることに。
こんな展開もあるんだ…と。
全体の構図の妙と巧みなストーリー展開が面白い。
正直言うと、読み切る瞬間までは「・・・?」でした。
起伏の無い展開に飽きて途中から流し読みをしてたのですが、最後まで読みきった今はもう一回読み返したい気分です。
でもこの本は好き/嫌い(というか合う/合わない)がハッキリと分かれるんじゃないかなぁ。
他の方の意見も聞いてみたい。