モダンな音像とアグレッションを共存させた驚異の一枚
★★★★★
モダンな音作りを志向した通産6作目。キーボードによる神秘的なイントロ〜ザクザクしたギター・リフ、リード・プレイ、デス・ヴォイスとクリーン・ヴォイスを取り混ぜた分厚いコーラス・パートで構成されたアルバム・タイトル曲でもあるオープニング曲がそうした路線を象徴している。
プロデューサーがフレドリック・ノルドストロームからダニエル・ベルグストランドに変わったことで、プロダクションがいかにもヘヴィ・メタリックな音像から、奥行きのあるポップ・バンドのような作りに変わっている。もちろん、演奏しているのは明らかにヘヴィ・メタルと呼べるものだが。
この奥行きの広さ、空間的な音処理が本作は素晴らしい。ジャンルを抜きにして「音楽」として優れていると思う。…ま、ヴォーカルの声がどうにも駄目だというリスナーもいるだろうけど。
楽曲のクォリティの高さは相変わらずで、5、7、11、13、14と、スロー〜ミドル・テンポで抒情性を強調したかのような楽曲の存在が目立つ一方、2〜4、6、8〜10、12といったスピードチューンも配してあり、バランスの取れた作品に仕上げられている。何よりもモダンな音像と攻撃的なメタル・サウンドの共存をここまで見事に成立させた作品を私は聴いた事がない。驚異的な一枚。
IN FLAMES史上最上
★★★★★
個人的な意見で恐縮ですが、このアルバムが後にも先にもインフレイムスのアルバムの中で一番だと思っています。
捨て曲無しとはこのアルバムの為にある言葉です。
メロディックデスのデスの部分がやや弱いですが、逆にそこが聴き易くて良い仕上がりです。インフレイムスを初めて聴く人にも、これからデスメタル聴き始めるひとにもお勧めです。
新境地へ・・・
★★★★☆
前作のPinball Map 辺りから北欧メロディックのイメージが、
キャッチーなリフの入った楽曲に変わり始め、
その集大成が、このアルバムだと思います。
インフレイムス=北欧メロデスとしていた自分の思いと、
インフレイムスがやりたいと思っているところの相違が、
気持ちよく裏切られた気分です。
自分がインフレイムスに求めていたのは、ケルトちっくな、
ゴシックメタルに近い北欧メロデスだったので、
世界観が違う完全に進化したバンドだと思います。
確かにキャッチーで耳触りも良く、
音響自体も精巧で、聴いていて疲れないメタルです。
もちろん、この世界観も好きですし最高5星だと思うのですが、
身構えてガッツリ来る北欧メロデスではなく、
J-POPを聞くような感覚で聞ける、緊張しなくても聞ける、
ポピュラーなデスメタルになってしまった気がするので
4つ星としました。
オススメは、 4.Trigger 14.Black&White
今までのIN FLAMESの中で一番!!
★★★★★
カムクラリティを友達に借りて最初に聞いてのですが
カッコいいというだけの印象だけでした。
しかし、試しにこの作品を購入して、一気にインフレのファンになりました。
もう、1曲目からヤバかったデス(笑
インフレって作品によって、音楽の傾向が違うらしいですが
僕はこの作品が一番だと思います。
ちなみに一番好きな曲は4曲目のトリガーかな〜♪
“Trigger”最高ッス
★★★★★
『コロニー』『カム・クラリティ』を聴いて以来IN FLAMESに目をつけ『リルート・トゥ・リメインズ』を購入しました。
既にクサメロ系ではありませんが、僕は決して悪いアルバムだとは思いません。また、4曲目に“Trigger”は絶品曲です。
『コロニー』の1曲目に収録されてる“Embody The Invisible”に負けていません。
僕個人の意見ですが、“Trigger”は名曲だと思います。評価ですが、“Trigger”の他にもいい曲が収録されてるので、星は5個です。