何だかんだと猫中心な生活になる主人公に共感(笑)
うちも猫を飼っているので、思わず自分も『これ、やりそう・・・』ってなシーンがあってニンマリしてしまいます。

絵の緩さもある為か、見てるとすごく和みますね。

祖父が亡くなり、祖父が住んでいた家と猫を引き受けることにした片桐くん。
いい奴だけどちょっとバカなハツ。
要領がいい女王様なミノ。
一匹狼だけど意表をつく行動で和ませるぎあら。
猫に振り回される、猫中心の生活が描かれています。
猫と一緒に暮らしたことがある人なら「あるある！」とうなづける、心温まる笑える話が満載です！
そして、３匹でも大変なところに新しく子猫が登場してきてますます目が離せません！！
でも、あとがきに書かれているように連載していたのから抜粋した話しか載っていないのが残念です。猫好きにオススメなのは間違いないですけど！

偶然平積みから手に取った。
やばいほどにどのシーンも自分の家の猫どもの行動と一緒。
まるっきり一緒。
うちはそんなことないけど・・・って思える場面が一個もない！
「そうそう、そのとおり」「わかるわかる！」と頷き膝を叩きながら読んだ。

猫を飼っている人はもう必読ってぐらい共感しまくりの本。

ニュースで話題になっていたので、興味を持って試しに買ってみました。
青年誌で連載しているとききましたが、コミックスで初見です。内容が話題通りの猫モノ。
急逝したおじいちゃん家の3匹の猫と、おじいちゃん宅に住んで猫の面倒を見ることになった会社員片桐くんの日常生活です。
女性も男性も共感しつつ、癒され、和むこと請け合いの一冊です。
単に猫にほわほわ和むだけかと思っていたら、人間も良いキャラで、嫌な感じはなく、他の猫モノにはない、素朴・等身大で共感できる人間キャラが揃っています。
そして、ホロリときてしまう一瞬がある。これは一人暮らししてる人とか会社務めの人、20〜30台の人たちetc.が身近に感じ、思わず涙ぐんでしまうような独特の良さがあるのです。

私個人の趣味なのですが、涙・涙の感動秘話的な猫マンガはちょっと苦手だったりするのですが、
この「片桐君〜」は、感情過多にならない“付かず離れず”感が絶妙でした。
（この距離感、まさに“猫的”とでも言いますか…！　笑）

主役（飼い主）の片桐くんも、お話のテンションも
とても淡々としているのに、笑えて感動できて、泣けたりもします。
登場する猫たちや片桐君の生活がとてもリアルで、マンガを読みながら、
「そうそう、日常って、ほんとこんな感じだよね」と何度もうなづきました。

（ちなみに拙宅にも犬・犬・猫・猫がいるのですが、
犬たちの性格はハツそっくり、デカ猫はミノそっくり、チビ猫はユッケちゃんにそっくりです。
なんかこう…、ユッケちゃんの回の“無秩序状態”、あれ、全くひとごとではありませんでしたorz）

セレブっぽい派手なイベントやドラマチックな出来事はないけれど、猫たちと一緒に暮らすなかで、
笑ったり癒されたり、困ったり叱ったり、時々起こる小さな事件にアワアワしたり。
そういう、『なんでもなく繰り返されるふつうの日々』を送れることって、
実は、本当に幸せなことなんだなあ…と、しみじみ思います。
すべての猫好きの方にこの本をおすすめしたいです。
第２巻も心待ちにしています。

※ひとつだけ残念だったのは、この第１巻が連載分の全話収録ではなく、「抜粋」だったことです。
今回削られてしまったエピソード、２巻ではぜひとも復活収録して欲しいです。