デスコア良盤
★★★★★
カナダのデスコア・バンド、DESPISED ICONの3rdアルバム(2007年リリース作品。現在4thアルバムまで出ています)。
このバンドはヴォーカルが2人いて、デス・ヴォイスの掛け合いをしています。
ドスの効いた低音と高音のスクリームを使い分け、そこへ
聴き手の高揚感を誘うギャング・ヴォーカル(複数で叫ぶヴォーカル)や「ヴィーヴィー」言う声も時折混ぜています。
「ヴィーヴィー」言う声は“下水道ヴォイス”と呼ばれる類のものですが、不快感はあまり無く、サウンドに溶け込んでいて良いアクセントになっていると思います。
サウンドの方は、(ブラストを使用した)アグレッシヴなパートとブレイクダウン・パートを混ぜ合わせている感じです。
ブルータルで、カッコ良いアルバムだと思います。
個人的にはアルバム内でも激しい3.「Quarantine」6.「Sheltered Reminiscence」7.「Nameless」がお気に入り。
残念ながら今行われているツアー後に解散だそうです。
このレビューを書いている現在、アメリカをファイナル・ツアー中。日本は11月に来日予定です。
DVD付き盤も出ています(2008年リリース)Ills of Modern Man (Bonus Dvd) (Dlx)