ティム・マッグロウの妻フェイス・ヒルの音楽はアルバムごとに洗練され、彼女らしさが隅々にまで行きわたっている。同じように、ティム・マッグロウは本作で彼らしく、今ではめずらしくなったかもしれない由緒あるカントリー・ミュージックの伝統をたどり、彼のツアーバンドであるダンスホール・ドクターズとレコーディングしている。
彼が恋焦がれているのは、ウェイロン・ジェニングス、ウィリー・ネルソン、マール・ハガードといった先人たちのように、アーティスティックな自由をもって、ツアーバンドと生のサウンドでプレイすることだ。そして、このバンドなら音楽にその誠実な足跡だけでなく、1970年代のロックンロールのフィーリングも残せるだろうという彼の予感は当たった。彼とバンドはニューヨーク北部のスタジオにこもり、15曲のナンバーをレコーディングした。そのうち、エルトン・ジョンの「Tiny Dancer」のカヴァーの1曲だけは重ったるく、マッグロウはジョンのボーカルのニュアンスをなぞろうとしようとしてるが、まったくコントロールできていない。けれども、それ以外のナンバーでは、彼とバンドは驚くほど情感豊かでソウルフルで開けっぴろげである。赤ん坊をおろす10代の恋人たちを歌った「Red Ragtop」を、選択と後悔についての普遍的な歌詞に変え、また自分のルーツである故郷と人々を再び訪ねる2曲(「Sing Me Home」「Home」)に深みをもたせている。本作にはところどころだれるところもあり、マッグロウと共同プロデューサーはR&Bもどきのボーカルを加えて失敗したりしている。けれども、本作は充実した優れたアルバムであり、たんなるラジオチャート狙いでない本物の音楽を生みだしている。(Alanna Nash, Amazon.com)
GOOD★
★★★★☆
なんでこんなに良いシンガーが日本で売れないのかがわかりません。
彼の歌声はスゴいです。
本当に聴いているとき鳥肌が立ちました。
その聴いたときの歌はシーズ・マイ・カインド・オブ・レインなんですけど、超良い曲です。
カントリーが嫌いって言ってる人でも聴いてください。
カントリーっていうかコレはPOPですね。
奥さんはフェイス・ヒルなんですか!!すごい濃いですよね。
"Home" が最高!
★★★★☆
ピュアでポップなカントリーに戻り、Tim の歌声が堪能できる素晴らしいアルバム。聴けば聴くほど体になじんできてやめられなくなります。特に "Home" はわくわくさせられるテンポと Tim の歌、それになつかしさでじんとする歌詞が相まって、心が温かくなる名曲です。
"Home" が最高!
★★★★☆
ピュアでポップなカントリー、Tim の声と歌の魅力が存分に楽しめます。聴けば聴くほど体になじんでくるというか、なかなか止められなくなってしまいます。特に "Home" はテンポのよさにわくわくすると同時に、歌詞にもじーんしてしまい、心が温かくなる名作だと思います。