オーストリアのブルータルブラックメタルバンドの8thアルバム。
暴虐的に爆走するだけだったスタイルから、DarkFuneralのような寒々しいリフを取り入れたミドルテンポ曲の#2は新たな試み。
5thアルバムではミドルテンポ曲はただの駄曲だったが、本作ではかなり質が上がっていてかなり楽しめた。
勿論BELPHEGOR節となる爆走ブラックメタル曲もクオリティを落とすことなく存在しているので従来のファンも楽しめるだろう。
6thアルバムのみが国内レーベルから出て以降、輸入盤のみとなっているが、国内盤が出てもおかしくないクオリティに仕上がっているので、なぜ出ないか不思議だ。

オーストリアのブラックメタルバンド、ベルフェゴールの7th。2008作
ブルータルな音を想像していたが、たしかに暴虐に疾走しつつも、
ツインギターによるリフはメロディアスでなかなかドラマティック。
BEHEMOTHあたりに通じる骨太の疾走感と暗黒性とともに、
曲の中で一本調子にならない叙情性を描き出しているのが良い。
ヴォーカルはかなりの吐き捨てデスヴォイスなので、重厚なサウンドとともに
ブルデス的な質感でも聴ける。限定盤にはPVなどの入ったDVD付き。

生憎このバンドの音源のパフォーマンスはすげぇです、自分は1st、2nd以外は全部所持してますがエロ・サタニックブラックメタルの最骨頂では無いでしょうか?。