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閃光のナイトレイド 1 [Blu-ray]

価格: ¥6,825
カテゴリ: Blu-ray
ブランド: アニプレックス
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無駄を省いた大人向けの作品 ★★★★☆
テレビ東京系列の深夜枠で放送されていたアニメシリーズ『ソラノヲト』『閃光のナイトレイド』『世紀末オカルト学院』の中の一作品です。

『アニメノチカラ』というプロジェクトの中で制作された作品なのですが、他の2作品と比べ、萌え要素やお笑い要素等を、極限まで削って作り上げた作品と言えると思います。

ストーリー全体の概要は、第一次世界大戦後の中国・上海を舞台に4人の日本人工作員が陰で立ち回りを披露する、スパイアクションものです。

一見してみるとかなり硬派な印象を受けますが、ただのスパイアクションという訳でも有りません。

スパイアクションの金字塔『007』シリーズの主人公ジェームス・ボンドは、数々のハイテクスパイ兵器を駆使して敵と渡り合いますが、この作品ではその様な兵器軍は存在しません。その代りとなる物は一体何なのか?
それは、主人公4人が持つ『特殊能力』にあります。平たく言えば超能力というやつでしょうか。各人が所有する特殊な力(念動力、テレポート、サイコメトリー、千里眼等・・・)を巧みに使用して索敵行動を行ったり、敵を退けて行きます。

基本的に物語全体は『架空の第2次世界大戦を阻止』する所まで進むのですが、かなり重厚で、内容の濃いストーリーの割に、話数は1クール分と、かなり短く感じます。まぁ基本的に最近の2クールアニメに慣れてしまうと『え?これだけ??』と感じてしまうかもしれませんが、どんな作品も遊び心を極端に削って、メインのストーリーに絞ってしまえばこんな物なのかもしれません。

しかし私としては、せっかく主人公たちに強力な特殊能力が備わって居るのだから、もう少し長いスパンで見ていたかったです。主人公たちの前に立ち塞がる敵勢力の中にも特殊能力持ちは居るのですが、それらの敵との戦闘シーンもあまり無く、最終的に目的だけを遂行して終了という感じでした。
無論、いくら特殊能力を持っているからと言って、敵と派手に戦闘を繰り広げたら『スパイアクション』では有りませんし、そこら変に付いてはあくまで、ジャンルの線引きという意味合いも強いのかもしれません。

制作スタッフの方で目を引く箇所と言えば、キャラクター原案と、音楽担当。キャラクターのデザインを手掛けるのは『サムライディーパーKYO』や『コードブレイカー』等の人気作品を手掛ける漫画家、上条明峰先生。彼の描く無駄のない、シャープなキャラクター達は制作陣の手によって見事に再現されています。グリグリと目まぐるしく動き回る画面でも遜色のない細かなアニメーションと相成って映像自体は最高の出来てあると言えるでしょう。
そしてもう一方、音楽担当として腕を振るったのは『情熱大陸』や『冷静と情熱の間』等で名を知られる音楽家、葉加瀬太郎。彼がこの作品の随所でBGMを担当しています。緩やかなメロディに始まり、クライマックスシーンでは映像に合わせてテンポよく盛り上げてくれるBGMは実に耳触りが良く、アニメーションに上手く溶け込んでいます。

正直この2人の制作陣が手掛けているだけで、私としては一見の価値あり、といった所です。

総評として

・作品自体の持ち味はあくまで、無駄を極限まで省いたシンプルなストーリー。大胆な大立ち回りや、登場キャラクターの萌え要素等を期待する様な人は購入しないが吉。
・単純に架空の世界設定ではなく、最近のアニメーション作品にしては歴史的背景に基づいて作成された作品ですので、ストーリー全体の説明は、作中であまりなされていません。基本的に日本史ですので、視聴者が背景を理解した上で制作されている感が有ります。
DVDに付属しているブックレット等には、当時の状況等が説明されて居たりするので、物語が分り辛い方はそれらを参考にしましょう。
・以上の理由から、テンプレート台詞に慣れている様な中学生位までの子たちには、正直お勧めできるものではない。大人の視聴者でも、王道の2クールアニメに慣れ親しんでいる人には抵抗が有るだろう。

・私としては、スリムに作り上げられた物語は、一つのテーマに絞ってしっかり制作されているだけに、すごく洗練された、スタイリッシュな作品に見えた。
・DVDの特徴として、テレビ未放映の話が全部で3話分入っているというのは、人によっては『金稼ぎの為の戦略』と取られる方も居るだろうが、昨今では様々な動画チャンネルで、違法動画を視聴出来てしまうのだから、DVDに何とか味をつけたいと思うのは当然の結果だろう。こういったDVD戦略に対しては、我々視聴者のマナーの悪さに依る所も大きいので、何か言える立場ではない。
逆に初めからDVD購入を決めていた私の様な者からしてみれば、様々な特典が付いてくるのは有りがたい事だ。こういった箇所についてはレンタルで済ますのか、DVDを購入するかで各人が決めればよいだろう。

今までと一味違った大人のアニメをお求めの方は、一度手に取ってみてはいかがだろうか?
コメンタリーは聴いていないのですが。 ★★★★☆
1話のディレクターズカット版も、0話『戦場のクランクアップ』もとても良かったです。
アクションシーン多めで結構派手な感じですね。
葉加瀬太郎のテーマ曲が最高に盛り上げてくれます。

1話はTV放映されなかったシーンもあり、より丁寧に作りこまれている感じでした。
絵コンテ集を見ると(当たり前ですが)とても忠実に作られていて、アニメーションの制作というものを垣間見たように思いました。
0話は内容もさることながら、背後のキャラクターの小さな表情がとても印象的でした。

オーディオドラマがBDに一緒に収録されているのが不満点といえば不満点です。
なので☆-1で。
再生中は書き下ろしと思われる静止画でした。
内容は0話と1話の間のお話。
葵と葛のぎこちない仲がほほえましく、風蘭も登場してにぎやかでした。

声優さんのインタビュー映像は、TV放映直前に放送されたアニメノチカラプロジェクトの特番でも流れていたものです。
特番の方は一度しか観ていないのでうろ覚えですが、聞いた覚えのない話題も含まれていたように思いました。
放送されたものより長いのかな。

ブックレットで紹介されていたのは葵のみ。
吉野さんのコメントもありました。
次巻以降、一人ずつスポットが当たるのだろうと思います。