生まれてきたからには、幸せに生きるのが一番だ。文章を書くにしても、旨いものはうまいと言っているのが幸福である。
三島由紀夫が晩年の永井荷風を見て「青年のミイラのようだ」と言っていたが、吉田健一はミイラにはならず、ダンディになった。文章に好き嫌いはあるだろうが、ロマンティックだったり、ダンディが好きな人には是非ともお勧めです。