インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

エマ (中公文庫)

価格: ¥1,500
カテゴリ: 文庫
ブランド: 中央公論新社
Amazon.co.jpで確認
ばか娘を主人公に据えると ★★★★★
エマという、性格にかなりの欠点を持った女性を主人公に据えるオースティンの見識にまず驚く。このおせっかいでプライドの高い世間知らずの小娘は、しばしば読者をいらだたせる。ハリエットの件でエマはもうすこし罰せられてもよいと感じたが、それ以外の事件では、それぞれエマにその無分別の報いが返ってくるように描かれており、単純に胸がすく。しかし、そう一筋縄ではいかないのは、高慢で愚かなエルトン夫人は、高慢で愚かであるがゆえに、特に報いを受けていない、あるいは報いを受けていてもそれを感じていないことだ。良心を持つ人間こそ、自分の愚かさを知る。いや、深い。
エマってかわいい ★★★★★
岩波文庫の「エマ」の表紙の説明文に、作者が「エマを好きになる人はいない」みたいなことが書かれていたと思うのですが、そんなことは全然ありません。エマって最高に素直でかわいらしい。先に映画を見ているので、グウィネス・パルトロウのキュートさのイメージが残っているのも確かですが、彼女の率直さや機転の速さ、そしてちょっとうっかりとしているところはとても魅力的です。翻訳のせいもあるのかもしれませんが、200年くらい前に書かれたとは思えないほど新鮮で、前述の通り映画をすでに見て、結果を知っているのにもかかわらず、ドキドキしながら一気に読んでしまいました。ジェーン・オースティンを読むのは初めてだったのですが、映画「いつか晴れた日に」は大好きな映画の1つなので、近いうち!に原作を読んでみたいと思います。他の作品ももちろん!
やっぱ恋でしょ!! ★★★★★
 この「エマ」は訳し方が新しく、とっても読みやすいです。
そして、やっぱりいつの時代も恋でしょ!!あの人があなたに気があるみたい、となれば、勿論気になるでしょう。それも人の恋路ならもっと楽しい・・。現代の恋に疲れた人、飽きた人、この本を新鮮に感じられるはずです。
面白いからいいのだ ★★★★☆
夏目漱石は「ジェーン・オースティンは写実の泰斗なり」と絶賛しており、モームもまた「・・・すばらしく面白く読める─もっと偉大で名声も高い小説家のあるものよりも面白く読める」と、難しい議論は抜きにして、面白いからいいのだと断言している。

私の感想も、このモームの言葉に尽きる。
オースティンは、とにかく面白いからいいのだ。

ただしこの版は翻訳が今いちで、その分マイナスになった。