[竹田の子守り唄]って,私が小学生の頃,ラジオから流れていましたけど[放送禁止曲]になっていたとは知らなかったです。

当時「五つの赤い風船」「はっぴいえんど」「六文銭」
そして「赤い鳥」をそう呼んでいたわけではありません。
レビュー書きながら思いついただけですが、
同世代では、そこそこ順当な選出ではないでしょうか。
なかでも、歌唱力で聞かせたのが「赤い鳥」であります。
当時東芝を代表するフォークグループだったでしょう。
多くがスタンダードとなっているところに時を超えて
敬意を表すものであります。

赤い鳥の竹田の子守唄は、被差別部落のことを歌っているということで、しばらくの間、レコードから割愛されてきた音楽です。
しかし、この子守り唄を赤い鳥が選んだのには意味があったと私は思います。
差別というものは、この地球上から消えることはありません。
今だこの日本でも、多くの人々が差別により苦しんでいるということを忘れてはいけないと思います。
そういう、意味合いも含め、赤い鳥は強いてこの子守り唄を選び、カップリングしたのだと私は考えます。
唄の詩には深い内容のものがあり、差別することへの醜さを赤い鳥はこの歌で教えてくれているのだと私は考えます。