机上の空論
★☆☆☆☆
インターネット上の仮説をつなげて筆者がさらに仮説を論じている。
自身が足を運んで見聞きした訳でもなく、全てが空想。
気持ちをニュートラルな状態にしても、到底納得の出来る内容ではなかった。
私はお勧めしません。
他に同じテーマを扱った書籍があればそちらを・・・
★★☆☆☆
当書籍、他のレビュワーの方の★は高いものばかりですが、
私の感想は、
記述内容に説得力が感じられない、という印象。
元ネタのほとんどがアメリカのネット、掲示板に依存しています。
それを自身が調べたかのように確信的な記述で記載するのはどうかと思います。
ネタ元以前に
こういう理由があったのです、だから絶対こうなのです
という流れが多々見られますが
根拠から結果まで飛躍しすぎです。
事実はそうなのかもしれませんが、
記述している文章を読んでも、
その通りだな、とはとても納得できないものばかりです。
根拠となる情報も FBI が以前このように発表している、
などと記載しているものの、
その前後のページでは(別件で) FBI からの提示情報は信憑性が全くない、
と言い切っています。
にも関わらず、自分が論じたい部分については
FBI を信じる(FBI以外にも各所)など、一貫性にかけます。
真実はさておき、ヒステリックな詭弁という気がします。
それから
作者がアメリカ在住であるせいか、
日本語の文章としておかしい部分や
主語と述語の関係が不明瞭な部分が多々あります。
文章の勉強不足であると感じました。
当書籍の取り扱っている内容は興味深いものの、
記述内容はいまいち、
というのが正直な感想です。
9・11テロに対する疑問から
★★★★☆
この本を手に取りました。
きっかけは日本テレビでやった9・11テロの番組。
その番組のクオリティが非常に高く、様々な疑問を感じざるを得なかった。
9・11テロの内実を突っ込んで書いているように思えますが
実際はどこまでが本当なのかは疑問が残る。
もはや見えない部分・一般人には知りえない部分で
ウソも本当も入り混じっている気がする。
やはりテレビ媒体でこのような問題に切れ込むのは限界があるのだろう。
今までテレビ番組でしか9・11テロの情報を得ていなかったが
書籍だとより深く掘り下げている。
様々な情報が氾濫するなかそちらに興味のある方にはオススメです。
信じるか、信じないかは、あなた次第!
★★★★★
著者の洞察箇所も幾つかあるが、明らかになった点をこれほどうまく結びつけて、分かり易く丁寧にまとめられた「911やらせ論」の本は他にないだろう。
事件の因果関係がクリアに浮かび上がってくる
★★★★★
レーガン大統領暗殺やアメリカの月面着陸など世の中には多くの陰謀論が存在しますが、本書はその中でも比較的信憑性があるのではないでしょうか。豊富な資料をもとに、できるだけ客観的に9・11の真相に詰め寄ろうという著者の真摯な姿勢がうかがえます。例えば、9・11の当日は、”たまたま”スプリンクラーが作動しないテストモードになっていたり、事件直前にビルの地下にあった金塊が運び出されていたことを指摘。また、”テロの実行犯”とされて死んでいたはずの複数のアラブ人の生存が確認されているようです。
これらの事件に関する不可解さから始まり、ブッシュが当選した選挙の裏でのロックフェラーの暗躍やロスチャイルドの生い立ちとスケールがでかくなっていきます。論理の飛躍がちらほらとあったり説得的でない証拠もありますが、9・11に対する一つの解釈として本書から学ぶことがたくさんありました。