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植物はなぜ5000年も生きるのか―寿命からみた動物と植物のちがい (ブルーバックス)

価格: ¥924
カテゴリ: 新書
ブランド: 講談社
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寡黙な隣人=植物について知ってますか ★★★★★
生き物の寿命というテーマを縦糸に、
植物の構造と進化という視点を横糸にして、
視野の広い読み応えのある一冊に仕上がっています。
本書を読んでいかに自分が植物について知らずにいたかを知り、
読後は身の回りの植物がぐっと身近に感じられるようになりました。
本書を面白いと思ったら、
光合成とはなにか (ブルーバックス)
もお勧めです。
植物と動物の対比 ★★★★☆
植物が長生きする理由を
動物と対比させながら、細胞の違い、
組織の違い、構造の違いを
議論しています。

樹木の構造から、大きさや太さの
限界も推測されており、
楽しく読めました。
よく整理された好著 ★★★★☆
動物は長くて150年くらいしか生きないのに(鯨とか亀が長いそうだ)、なぜ屋久杉みたいな植物は何千年も生きているのか、素朴な疑問にていねいに、機能論的な観点と、進化論的な観点から答えてくれる(この区別結構重要)。言い換えると、なんで生きていられるのか、という観点と、なんでそんなに生きるようになったのか、という観点。

木の細胞って、だいたいできて20年くらいすると死んでしまって、あとは構造として残っているだけなんだそうだ。生きているのは、ごく一部。しかしながら、われわれは巨木を一つの生きた個体として認識する。これってよく考えると結構不思議で、死んでいる部分って、要は木材とあまり変らないわけで、生物とは言いがたいのだけど、でもその部分がないと、木が木でなくなってしまう。

とか、いろいろと新鮮な驚きが詰まっている好著である。

ちなみに、1000年分の年輪を数えるのは丸一日かかるらしい。どうやって数えてるのかと思ったけど、やっぱりこつこつ数えてたのね。大変。
寿命とは、どうとらえるかによって違うんだ。 ★★★★★
植物と動物。同じ地球の生物なのにそこには多くの違いがある。
その中で、寿命について論じているのがこの本である。
植物と動物の細胞の違いに始まり、どうやって、この地球環境を生き延びていくか、その根本的な戦略が、両者の寿命の違いを分けているのである。
その詳しい内容は、是非、この本を読んで欲しい。

難しい言葉ではなく、わかりやすい言葉で(かと言ってレベルが低いわけではない)説明され、読んだ・理解した・そんな気がする一冊である。