この試験は暗記物です。理解する量を増やせば、暗記する量を減らすことができます。その観点から、この本は非常に良い参考書だと思います。
私は、理系人間で暗記が大の苦手ですが、なんとかこの本の解説による理解と、語呂合わせで対応することができました。
ただ、この本だけでは合格できません。かといってシリーズ物全てを揃えるのは高くつきます。
私はこの本をベースにもう一冊、過去問１０年分を使い、３ヶ月（約１２０時間）の勉強で一発合格できました。

・殆ど出ないところは、思い切って記述を削っている
・削り方（取捨選択）が絶妙である

以上の2点において、この本は素晴らしいです。

とはいえ、この本を完全にマスターしても満点をとることはできません。
しかし、そもそも宅建で満点を取る必要はありません。
合格点が取れればよいのです。

ヤマをはるのは不安だという方もいると思いますが、そもそも宅建の参考書の類は、全てヤマをはっています。
例えば民法だけでも、もし完全な説明を求めれば、この本の10倍の分量があっても足りません。

様々な見解があると思いますが、私は基本書はこれだけで充分だと思います。先ずサイズがコンパクトなので持ち運びが楽。つまり外出先でのちょっとした学習も楽にできます。この基本書をよく読み過去問題集を数多く繰り返し解くことで、さらに深く、そして確実に学ぶことができる筈です。

この宅建の本が一番分かりやすく、とても使いやすいので買って良かったです。

自分もこの本と、同じシリーズの過去問だけやり、受験１回で合格しました。
民法等を除けば全く知らない分野だったので、教科書をじっくり読んでから過去問をやりましたが、後から考えれば教科書はざっと読むにとどめ、過去問を何回も繰り返すほうが効率的だったと思います。
（過去問では教科書に載っていない事項も多々ありますので）
教科書に載っていない事項の説明でわからなかった点はインターネットの過去問解説サイトを参考にしました。
教科書と過去問編で税率が違っていたり、ちょっとおかしな解説があったり、突っ込みどころはありますが、合格という目的から考えれば、非常に良い本だと思います。
試験会場でもこの本を持参している人が多数いました。