この再発盤を購入したわけではないので２枚目の内容はよく分からないが、DISC１の彼らの１stは外せないアルバム。スピードよりも曲構成を大事にしていた同世代のFORBIDDENに比べ、対照的にとにかく色々なリフを１曲の中に詰め込めるだけ詰め込んで爆走するスタイルは完全にそれとは似て非なるものだが、共通しているのは新人のくせに非常に高い技術と１stにしてすでに完成されたクオリティーの高さということ。音程をはずしっぱなしの線が細いショーンのヴォーカルはある意味笑えるが当時のリスナーからしてみれば速くてカッコイイのがスラッシュの定則であって、これはこれでいいのだ。完成度、演奏力、危険度でいえば２ndのほうが上で、まずはそちらをオススメするが、それが気に入ってもらえればこのアルバムも是非聴いて欲しい。

ベイエリアスラッシュの隠れた名盤。
確かMechanicレーベルの第一弾アーティストで、結構期待されながらも、
その後歌詞の検閲問題で話題になった以外は、
あまり話題にならずに消えたバンドですね。
'90年代になって、ギターを弾いていたロブ・フリンがMachine　Headでブレイクしました。
しかし、このアルバムは最高です。
曲構成がどんどん複雑化していった'80年代スラッシュシーンの中で、
ある意味で典型とも言える作品。
とにかくリフの展開にムダがありすぎです（褒め言葉）。
その中でこの作品を際立たせているのは、
圧倒的なスピードの迫力とリフのカッコ良さとトーンの素晴らしさでしょうか。
とにかく熱いです。
変な歌い方のヴォーカルとともに、当時強い印象を受けたアルバムです。
5年くらい前はeBayのオークションでも定番高値アイテムで、
世界中のマニアが欲しがってましたが、再発されるのですね。