ルールブックに先立ち発売されたアリアンロッドのリプレイ。
父親が封印した精霊を開放する為、主人公が仲間達とある迷宮に探索しに行く１話と,その後起きた事件の真相を探る２話の二つが掲載されています。

先行リプレイは出来次第でその後発売されるルールブックによくない先入観を与えることもありますが、おなじみきくたけ氏による本書は安心して楽しめるでしょう。

本書を気に入った方にはアリアンロッドRPGルールブックや続刊リプレイのアリアンロッド・リプレイ(2) 闇色の血の騎士があります。

この本は、小説ではなく、キャラになりきって人がプレイするＴＲＰＧと言うものを収録したものです。
それゆえ、小説みたいに先が見えるということも無く、最後までわくわくしながら楽しめます。この本でもＧＭが予定していたシナリオとかなりずれていました。そこをどう修正していったかも見所のひとつと言えるでしょう。