医療関係者にとっての社会学の入門編として、良いと思われます。多面的に論説が展開されています。各章ごとに引用文献の他に推薦図書の詳しい内容がまとめられているのは、とても親切で役立ちました。

今日、健康と医療の世界ではパラダイムシフトが進み，従来の方法だけでは立ち行かなくなっている。そんな中で、医療社会学への期待は高まっていると思うが，これは入門書としてとても読みやすいと思う。専門で学んでいる人には物足りないかもしれないが，これから始める人にはまず手にとって欲しい一冊。執筆者達がお互いの専門性を活かして、本にまとめあがっているのも魅力的。医学・看護学の学生には特にお薦めしたい。