少々不満
★★★☆☆
明治初期からの重要な地図をほぼ掲載しています。
その点では面白い本です。
明治も初期と後期では街が変わっているのがよくわかります。
ただ2点不満があります。
25ページからの明治20年参謀本部陸軍部測量局の地図は、そのまま5000分の1で掲載してほしかった。
7000分の1では、この地図の良さが減じてしまう。
それにページ数の関係からか9枚全部が掲載されていない。これはもったいない。
もう一点は、解説に一部分かりづらいところがあること。
地図と解説文のページが前後しているところがあり、またなぜ地図に関係のない文章があるのか意図がわからないところがある。
明治期の地図ファンとしては、面白い本だとおもうが、せっかくならもう少し気合を入れてつくって欲しかった。