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ナーゴの猫町めぐり―いつでもどこでもネコ町物語

価格: ¥2,100
カテゴリ: 単行本
ブランド: 日本放送出版協会
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猫と人間の理想の共存モデル ★★★★★
 猫が大好きな人達の町「ニャンベルク」。
ここではただ猫を描写するだけでなく、猫と人々の素敵な共存が描かれています。道路標識に猫の標識があったり、猫が事故にあわないため、野良猫になって人々に迷惑をかけないための取り組みもあります(猫トイレの設置、外(野良といわない)猫達への餌やり場)。猫にお庭をトイレにされてしまったり、お花をダメにされてしまうということも、この街ではありません。猫の居場所があるからです。
 
 こんなに、人々が余裕や愛情や理解を持って暮らしていれば、猫に限らず、みんなが仲良しになれるのになぁ・・・。と、うっとりと世界を眺めています。

 字はフリガナがないので、しっかり読めるのは小学生4年生くらいから。
全てのページがイラスト入りなので、眺めるだけでもすてきです。
見開きごとに猫の種類や名前やエピソードが書かれているので、妖怪やポケモンのように名前を全部覚えてしまっている人もいるようです。
 
ナーゴにどうしたら、いけるのかなァ。。。 ★★★★★
ナーゴ大好きぃぃなワタシ。
大人になったら、ナーゴで働くので
モーリーさんとナーゴで会えたら
嬉しいです。でも、ナーゴにいきかたが
わかりません。イタリアについても、そのあと
どうすればいいんでしょうか???
モーリーさんの絵は、すごくきれいで
惚れ惚れしますO(≧▽≦)Oナーゴの本は、すごく
大切にしています。ナーゴの猫ちゃんたちに
会える日がまちどうしいです^^
猫好きな我が心はナーゴへ ★★★★★
ああ、行きたい。ナーゴに行きたい!ナーゴの猫たちに会ってみたい!

 このシリーズの本がなにより素晴らしいのは、まさに「手に取るように」ナーゴという世界が想像できること。「ナーゴ」というのは作者の作り出した架空の国のはずなのに、読んでいくうち、本当に地中海にはこんな国があって、今も猫たちがひなたぼっこしながらゴロゴロしてるんじゃないだろうか、と思えてくるのです(実際、作者は一度もナーゴが架空の国だと明記していないんですよ。だから余計にややこしいんですが)。
 作品中に出てくるナーゴの人々は、いつでも穏やかで陽気で、心の広い人ばかり。なにより、自分の飼い猫を、町中のノラを、心から愛しているのです。猫好きが固まるとこんな国になるんだなぁ、と変に感心することもしばしば。トマトソースが好きで口が赤く染まった猫に、笑いながらランチをお裾分けするなんて、今の日本じゃ考えられないほのぼの風景。
猫在住の病院も、世界でここだけでしょうね。
 
 猫好きはもちろん、旅行が好きだという人、一人旅をしてみたいという人にもお勧めの本です。この本を手に取った瞬間から、貴方は猫町ナーゴの虜になるでしょう。

人間寄りのネコ、ネコ寄りの人間 ★★★★☆
地中海に浮かぶ、ネコと共存する国ナーゴ。通貨にまでネコが入ってて、観光の目玉がネコってくらいのネコだらけの町。そこのネコたちを水彩のイラストと文章で紹介していきます。

もちろん、本当にある国ではありません。でも、まるで本当にあるかのような描写の優しさと細やかさ。ほんっと色んなネコがいます。

例えば、高いところが好きだけど降りれなくなって、通行人に飛び乗って降りるネコ。

例えば、ビニール袋1枚でずっと遊び、最後にはビニール袋をゆりかごとして寝てしまうネコ。

例えば、ソーセージが大好きで、転がしたりはじいたりと遊んでから食べるネコ。

例えば、ぬれ甘納豆みたいなおいしそうな肉球をしているネコ。

ああ、こんな国があったら移り住むね、ほんと。