エキセントリックながらもジャンクスタイル部屋の宝庫!
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ハバナの風景はそこそこに室内装飾を紹介した本。もったいないのが表紙だけだと風景写真集と勘違いしてしまう点。書店で「ジャンクスタイル」の退廃的なドアの質感を写した表紙に惹かれて購入。中身はというと一部分以外はがっかり。その横に積んであったこの本も同時に購入。こちらの方は斬新で見たこともない本場のジャンクスタイルと呼べるかのような室内写真が満載。アンティーク家具の宝庫に加えて退廃的な壁紙や飾り気がないけど毒気がある室内装飾。但し全体的に人が住む温かみに欠けるというかエキセントリックというか。刑務所のような冷たさと清潔感のなさが息苦しい。とはいってもヨーロッパ系インテリアが日本の住宅でしっくりこない疑問に大いに参考になった本で、私のようなインテリアファンが雑誌をチマチマ見て作った室内と対極にある鮮烈な部屋部屋。