この4THアルバムから日本盤が出てないということはメジャーレーベルとの契約は切れたのかな? そんなことは関係なしにサウンド的には益々の成長を続けるTAPROOT。 オススメはM1、M2、M5、M7、M8かな…中でも昨年2009年に新鋭メタルバンドのADAKAINとDEAR・ENEMYを引き連れてのTAKE・IT・TOURの名を冠するM5のTAKE・ITは最強!いきなり速射ラップとグロウルの掛け合いで始まり、これがサビかと思いきや、後半はさらに極上の歌とシャウトで盛り上がる至高の一曲。

タップルート2ndが出た頃、ヘヴィロック全盛期でビックバンド現る的に
大々的にプロモされてたのが懐かしい4thアルバム。
似たものバンドが氾濫しすっかり影を潜めてしまったヘヴィロックですが、今現在発売
しているバンドは実力系と見て良いでしょう。タップルートもその一つ。
2ndはシングル以外はダークで混沌とした中にあるメロディとシャウトの美しさを引き出した
作品で、3rdがよりポップで壮大なスケール感漂う作品でした。
今作はイントロや曲間のリフがアグレッシヴで最もロックしているアルバムであると同時に
かなり歌物になってます。１０回も聞けば耳に馴染むようなメロディが多く
ステインドやブレイキングベンジャミン辺りに近くなってます。
良く言えば進化、悪く言えば没個性。但し、スケール感や演奏力では同ジャンルでトップ
バンドらしい風格があり、ヘヴィファンは買って損はしないでしょう。

ミシガン州出身，タップルートの４作目。
今作は国内盤の発売がなくなり、輸入盤（紙ジャケ）のみでの販売。
前作Blue-Sky Researchで表現された歌心に，2ndWelcomeのもつ激しさを加えた聞き応えのある一枚。このバンドの，熱いけれどクールなボーカルは、もっと評価されてしかるべき。
歌詞カードがついていないことと、どこか平坦なミックス（ドラム，特にスネアがこもって聴こえる）は不満ですが、それを差し引いても十分素晴らしいアルバム。
特に『Wherever I Stand』『Hand That Holds True』『As One』『Footprints』といった曲がお勧めです。