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機動戦士ガンダム ジ オリジン 画集

価格: ¥3,045
カテゴリ: 単行本
ブランド: 角川グループパブリッシング
Amazon.co.jpで確認
30周年記念なので ★★★★☆
品質向上のために発売時期が延期されましたが、ようやく出ましたね。
内容については、かなりいいと思います。
なにしろ、安彦さんのもので、ガンダムに絞られた画集って今までになかったような・・・。
表紙だけでなく、話題になってる鉛筆画の下書きも収録。

ガンダム30年なので、慌てて出した感じは否めないところ。
オリジン完了後にハードカバーの全集として出した方が納得を得やすいと思いますが、いかがでしょうか?−☆の理由です。
安彦さんの絵が相当好きな方向けのガンダムエース表紙画集 ★★★★★
アリオン以来ほぼ全ての漫画や画集を購入して来ましたが、ガンダムエースの創刊から2008年までの表紙を収めた本画集は、正直、絵画芸術としては世界一流の画家の画集に及ばないと感じた反面、それでも絵や人物に大きな存在感や良い意味の色気があり、安彦さんのポスターを部屋に飾っていたようなファンなら十分楽しめると思います。

余談ですが、安彦さんがキャラデザインをされた小説ガンダムUCのアニメの絵は安彦さんとファンへの冒涜のよう気がしました。芸術的思考を持たない商業主義とは恐ろしいものですね。原作の福井晴敏さんは本当にHappyなのでしょうか?非常に残念なニュースでしたが、安彦さんの今後の益々のご活躍を祈念致します。
おなかいっぱいです。ありがとう! ★★★★★
意外となかった安彦氏によるガンダム画集。いままでの画集は多くて10点くらいのガンダムイラストだがこの画集はタイトルどおり最初から最後までガンダムONLY。しかも描かれた順に大判で掲載されているので物語を思い出しながら安彦画を堪能できました。懐かしい昔のポスターのアングルもあったりでうれしい限りです。線画は素人ながら驚愕です。大切にします。ありがとうございました。
中途半端 ★★☆☆☆
過去のガンダムエースの表紙画76枚がA4版に収録されているだけです。

それですから価格も高く感じられてしまいます。

オリジン完結後に「完全版」が発売されるでしょうから、余程のファンでない限り今回は見送っても良いかもしれません。
通過点としての30周年 ★★★★★
ガンダムが生まれて今年で30周年だそうだ。
ファンとしては感慨深いものがある。
今の若い方々はご存じないだろうが、当時アニメの社会的地位はとっても低かった。
今の様に一国の宰相が「漫画は文化」なんて夢の様である。
長くなるが、前置きにお付き合い願いたい。
そこにムーブメントが発生した。
「劇場版 宇宙戦艦ヤマト DVDメモリアルボックス」である。
宇宙と云う無限のフロンティアを舞台に描かれる骨太な漢の物語。
「漫画やアニメは子供の見るモノ」という当時の価値観をひっくり返して、
ヤマトは若者を中心に大ヒットを飛ばした。
「大人だってアニメを楽しんでいい」という社会風潮が誕生したのである!
頂は超える物。
「ヤマトを超えろ」をスローガンに、様々なアニメが生まれ出た。
「ヤマトを超える」事を命題に誕生したロボットアニメ。それがガンダムである!
無茶な変形も(あまり)しない。
やられ役の情けない一話限りのロボットも(あまり)出ない。
そこには戦争を強制された少年少女達の生きるための戦いがあり、
善悪定かでない、混沌とした戦場があった。
主人公アムロ・レイは熱血漢のヒーローでは無く、機械いじりが趣味の内向的な少年で、
ライバルのシャア・アズナブルはジオン軍にあって、一族の復讐を狙ういわば獅子身中の虫である。
主役機ガンダムも合体変形こそするものの、
故障もすれば性能に限界が生まれたりもする。
ザクはエポックメーキングな機体だ。
「量産」されているのである。
一つ目を光らせて、戦場を闊歩するその姿は、多くのジオニスト(ジオン至上主義者)を生んでいる。
発表当初は勢いで作られた設定や世界観も、ファンにより補完され、熟成されてきた。
こうなると、ファンとしては「無い物ねだり」をしたくなる。
「当時のスタッフによる現在の水準の完璧なガンダム」が見たくなってくるのである。
ところがそれが叶えられたのだ!
角川書店の「ガンダムエース」の看板連載として、キャラクターデザイン、作画監督の安彦良和氏自身の手による「ガンダム・ジ・オリジン」こそ、ファンの長年の夢を体現したものである!
安彦氏は健康上の理由からTVシリーズ後半を降板したという苦い経験を持っておられる。
劇場版でリベンジを果たされはしたが、それが心のどこかで棘となって残っておられたのだろう。
「ガンダムエース」の編集長からのこの話を引き受けることを英断された。
毎月表紙を描き下ろし、本篇も数ページのカラー有りという、ファン感涙ものの超豪華な連載である。
メカデザインは新たに本家本元の大河原氏に発注、こちらも現代の流れを取り入れて、しかも当時のエッセンスを残すという難しい仕事を全うされている。
長々と前置きにお付き合い頂いた方、感謝します。これからが本題である。
本書はそういった「ガンダムエース」の表紙を飾った作品を収めた物である。
「ガンダムエース」創刊号から2008年12月号分までの表紙が載っている。
アムロが、シャアが、ガンダムが、ザクが、30年の時を経て、色鮮やかに、華々しく宇宙を駆けている!
76枚ものカラ―稿が紙面を彩っている!
毎月描き下ろしである。これがどれくらい物凄い事かは想像に難くない。
想像して欲しい。ジャンプの表紙が毎月「ワンピース」である様を。(小田氏なら可能かもしれないが。)
(ナルトはちょっとキツイか。)
(富樫氏なら下書きすら載らないだろう。真っ白な表紙、考えるだに恐ろしい。)
もちろん私の大好きな漢達も表紙を飾っている。若き日のランバ・ラルやドズル・ザビも登場している。
メカものなのにキャラだけで御飯3杯は行ける作品など、そうはあるまい。
安彦氏の作品はその一枚一枚に「物語」が込められている。
私の好きな漫画やアニメには共通している事であるが、
その一枚にどれだけの「想い」が込められているか、
どれだけの「物語」が背負わされているかが大事なのである。
アムロは好きでガンダムに乗っているのではない。
「乗らされている」のである。
安彦氏の描くアムロの眼には、ハッキリと戦争を忌避する「想い」が表現されている。
さらに一流のパイロットとして成長して行く様子がイラストの移り変わりで見てとれる。
シャアだってそうだ。
彼の眼には一流のパイロットとしての自負、ガンダムへのライバル心、ザビ家への復讐心がありありと見てとれる。
「赤い彗星」とまで呼ばれる様になった彼も、少年時代があったのだ。
「青い巨星」ことランバ・ラルにも若い時代があったのだ。
指でページをめくるたび、彼らの「想い」に共感し、大きな「宇宙世紀」のうねりに心躍らせる。
さらに、一枚のイラストから「ガンダムエース」の表紙になるまでも解説されている。
言うまでも無く「ガンダム」は娯楽作品である。
安彦氏は(後書きの唐沢氏も指摘されいる通り)自らを「商業アーティスト」とされている。
だからこそ、あそこまで作品を「加工」されるのを由とされているのだろう。
この過程を掲載されていることの意義は大きい。
また、ネームも掲載されいる。驚く事に、ほとんど下書きがされていない。
どのページもほぼ一発で鉛筆が入れられている。
その鉛筆の線にしても、ある時はダイナミックに、ある時は繊細にと、くるくると表情を変えている。
私も趣味で少々絵を齧っているが、こんな境地に至れる気がしない。
線に勢いがある。線が「生きている」のである。
私はこの画集を手にとれる事に深い感謝と喜びを感じている。
物心ついた時にガンダムに出会えた事に幸せを感じている。
このレビューを書いている時点で「ジ・オリジン」はいよいよクライマックス。
記念すべき30周年を、そして通過点としてのガンダムを、
この画集で共に祝おうではないか。