『環』
★★★★☆
【息・食・動・想・環】
私は一介の治療家として、これまで日常の施術・治療において
操体法創始者:橋本敬三先生の言われた
「病気・不調の原因は、息・食・動・想・環における生活習慣の中にある。」
と、いう見方・考え方に、【その他(見えない世界の問題)】を加えて
追求することを続けてきました。
最初は【息・食】(息の仕方、食生活習慣)から始め
施術・治療理論的には、【動】(身体の使い方習慣)を土台にする視点から、
足指、手の使い方から・・
靱帯(他の結合組織も加えて)と、筋肉の緊張との関係
自律神経との関係を見る中で、
ひとつの『仮説』(患者さんに教えられた)が浮かび
今日、それなりの成果を出せるようになったと思っています。
また、【想】(心の使い方習慣)を追求する中で
『ストレスクリーニング法』が誕生し、その応用法もいろいろ出来てきました。
【その他】(見えない世界)に関しても、
ようやく、それなりの対処法が出来ました。
これまで
【環】(住・生活環境)の問題は、手に負えない大きな問題だと避けてきましたが
衣食住の『住環境』は健康と密接な関係を持つものです。
先日、『代替医療としての住環境−建築医学入門』を手にし読みました。
その中で
『・・脳は、魚類の脳から、爬虫類の脳・・
・・人間の知性をもった脳へと進化して・・
つまり、最初から大脳皮質を活性化させようと思っても無理なのです。
一番下の魚類の脳。すなわち延髄からはじめることが必要です。
この延髄を刺激し、そしてさらに橋脳、小脳、中脳、大脳皮質へと
下の方の脳から上の脳を刺激するというかたちをとらないといけません。』
(そのためには住環境が影響する・・と言うことですが)
この部分を読んでいて、
気光エネルギー整体療法(気光整体)で言っている
『対話回線』とピッタリ当てはまることにビックリでした。
私は右脳でなく・・無意識脳・・
魚類脳(延髄)、爬虫類脳(小脳)が活性化していないと
“対話”出来ないと言っていますがまさに!まさに!です。
また、著書の中で、磁場が与える影響について書いていましたが
ひとつの部屋でも、場所によって・・磁場の方向性が・・
大きな乱れがあるとは驚きでした。
これから『健康と住環境の問題』が注目されていくと思います。
必ずこの本のとおりの家を建てたい
★★★★★
如何に住みやすい、気持ちの良い環境を、場を作るべきか、
その重要性、医学的な解説、実際の建築具体例も書かれています。
風水学は、西に黄色、なんていう小手先の決まりごとではなく、
人間本来の本能に従った気持ちよい場作りのための理論だということも理解できます。
作り手の事情によらない、住み手のための建築、住まい、環境バイブルとして、
大切な人が家を建てる、選ぶときには必ず一読を勧めたい。
建築が医学になる?!
★★★★★
代替療法研究家を自称する私としては「代替医療としての住環境」という副題に惹かれて購入してみました。従来の健康住宅本の亜流かと思っていたのだが、単なる素材レベルの健康に収まらず、生命場としての住環境の姿が多角的に分析されています。家を建てようとしている人は、これを読まずに建ててはいけない!
そう、素直に思えました。
日本の建築の常識に一石を投じる可能性がある内容です。
★★★★★
私は松永修岳氏の著書は今までに何冊か拝見させていただきましたが、今回は実際に医療の現場で活躍されている帯津良一氏と組み、「建築及び場」と「医学的見地からみた人体への関係性」を科学的な視点から実例を挙げて分かりやすく述べている。是非建築に携わる方には一読していただきたい内容と思います。家族円満で健やかに過ごすことを心から願う人、また建築、不動産の価値を高めたい欲求を持つ人にも薦めることが出来る一冊です。
これぞ究極の代替医療かもしれない。
★★★★★
私は代替医療の専門家として従事していますが、さまざまな意味でエネルギーという情報を重視しています。その情報の集まりが「場=環境」であると認識しています。
今まで「場」の重要性というのもを理解していたつもりでしたが、この本を読むまで認識が甘かったように思います。
私自身、無意識レベルの感情の乱れが病気をつくるというこを訴え続けていますが、それは個人レベルでの感情の受け止め方に差が生じるものだと思っていましたが、この建築医学では、無意識レベルの感情の乱れは、場の乱れがそれを生じさせるのだと言っています。
ですから、普段何気なく生活している、我々の環境を整えることが、第一段階の予防であると言っています。そのことを理解するのに非常によい本だと思います。
一つだけ、要望を言えば、主に一軒家やある程度の広さをもつ住宅についてかかれているため、もっと日本の現状レベル(特に都会での狭小住宅・マンション・アパート)でも改善できる工夫が書かれているともっと良いと思いました。頭では分かっていも、なかなか現状レベルでは改善できないことも多いと思います。今後に期待しています。