危険な生物の解説本。
★★★★☆
植物、魚、虫など、多岐に渡る危険な生物が解説された良書である。
それぞれの危険な種について、白黒イラストおよび詳細かつ簡潔な解説が付されている。
一般的なイメージにあるような有毒種(ヒョウモンダコ、ベニテングダケなど)、
毒はないけれども刺害のある種(ツマグロヨコバイなど)、咬害のある種(ノイヌなど)、
とにかく野外でフィールドワークしている時に出会い易い危険な生物情報が満載である。
写真が殆ど掲載されていないことから、
実際に野外でよく分からない生物に出会った際、その場で生物の危険度を判断するのには向いていない。
むしろフィールドワークの下準備として読んでおくべき本であろう。