彼らの音楽を一言で形容すると多分、こうなる。

唯一、例外は神になれたらぐらい。
それ以外はいかに世の中がめんどくさいかをひたすら鳴らしつづける。

このヤケクソ感は癖になります。
なんだっていいや〜って気分になれる。

前作ではそのままトレースしていたアークティック・モンキーズやクラクソンズ等の海外バンドの要素を、今作では自分の血肉にし、多様性とオリジナリティを獲得出来たのではないかと思う。
疾走感のある曲が多いのも好印象だが、何よりもシリアスな内容でもユーモアに包んでしまう、そのリリックが非常に素晴らしい。
ＪＰＯＰでは、日常的な事を必要以上にシリアスに歌い上げる曲が氾濫しているように感じていたので、彼らのリリックの個性に注目したい。

1stはあんまだったけど、2ndはわりと嫌いじゃない。

Arctic Monkeysの疾走感をベースに
１曲目はロッキング・オンとかパクりなどのシニカルな歌詞を使いまくり、
挙句の果てにはビースティボーイズのオマージュなサビ。
４曲目はなんだかロスキャンペシーノスみたいにキラキラしてるし、
８曲目はリバティーンズっぽい。

でもなんかカッコイイ。

なんだっていいよね。

楽しけりゃいいでしょ。
混ぜこぜてなんぼ。
開き直ってこそロケンロー。
耳年寄なおっさんが断固支持します。

因みにoui3は好かんけどね。