セイヤーズは同世代のクリスティに比べると日本ではマイナーですがその文章力はクリスティを凌ぎ、筋立て・構想・人物描写と全てにおいて抜群の切れ味です。ピーター卿最後の長編ともなるこの作品では文章も非常に上手ですが、反面長いのが欠点。
もうすぐセイヤーズ死後50年で著作権フリーになるのですがHPBで出版している早川は先手を打って新訳でこの作品を出版してきました