Days Of Wine And Jazz
★★★☆☆
以前大阪の阿倍野にTOP CYMBALというジャズ喫茶がありました。昼間はハードバップ中心のジャズを大音量で聴かせてくれ、私語は禁止の硬派の店でした。しかし6時になるとPub Timeでお酒を出してくれます。選曲も和んだものに変わります。そこでよくかけていたもののひとつがこのHow Intensiveでした。こちらは友人とグラス片手にお喋りしていますから真剣に曲をきいてなんかいません。しかし、このアルバムだけはジャケットが斬新なこともあってなぜか耳を傾けていました。Pearsonのピアノにシンガーズアンリミテッドみたいなのが加わって耳に心地よいのでした。ウイスキーをちびりちびりやりながら聞くとよいのです。アベックで飲むときにこのBGMはいいでしょうね。おっと、このアルバムを過小評価しているのではありません。夜酒を飲みながら聴くのに最適な1枚だと言いたいのです。TOP CYMBALのマスターがPub Timeになると何故このアルバムをかけていたのか最近よくわかるような気がします。因みにその店でPub Timeによくかかっていたのはこのほかに、イパネマの娘が入っているGetz & Jirbertoのもの、それにKenny BurrellのHandcraftedとかいう題だったか、1曲目にYou And Night And Musicが入っているものでした。