押尾コータローさんの持ち味は音楽性の広さだと思いますが、
このCDでも色々な音楽を聴く事が出来ます。

私のお気に入りはなんと言ってもデュークシマブクロさんと
ディオしている、「IN MF LIFE」
ナイロン弦の暖かさと押尾さんのギターが入り交じって
素晴らしい音楽を聴かせてくれます。
カフェタイムはいつもこれを聴いています。

本人いわくスタンダードチューニングが多いと言う事ですが、
それを感じさせない音の広がりはさすが。

また押尾さんのコンサートに行きたい。

前評判が微妙でしたので、若干不安ではありましたが、このCDは自分の好みには見事にマッチしてました！

"Hard rain"のような激しい曲を期待すると肩透かしにあうのかも知れませんが、アルバム表紙からもイメージできるゆったりとした感じを連想すれば良いかと思います。
中にはカッコいい曲もあるのですが、全体的にはまったりした感じ。この中に"オアシス"や"風の詩"が入っていても、なんら違和感ありません。

アコスティックギターのみのインストルメンタルのみでやるにはそろそろネタ切れか、聴いたような曲が多い。初期のスラップや打楽器のようにギターを使ったダイナミックな曲が減って、イージーリスニングになっている。またウクレレのジェイク・シマブクロとのDUOも、かれのよさが消されてしまっている。「ボレロ」を聞いたときのような衝撃がない。ギターのみにこだわらず、他種の楽器と共演したり、ベース、ドラムスをいれた作品を作ったり、ナイロン弦ギターや１２弦、フルアコを使ったり、バリエーションが欲しい。相変わらず作曲の才能はすばらしいとおもう。

全体的に演奏は
ゆったりしていてすごくきれいな感じですっきり収まっているように感じますが、
テクニックを優先しているような演奏であり、音の数が多すぎです。
私的に汚い演奏に感じてならないです。
なんか残念です。

私はこのアルバムは最初確かにＢＧＭ感覚かなみたいな感じで聴いてました。
ただ、コンサートに行って、しばらくたった今、自然体というこのアルバムのコンセプトと楽曲に妙にひかれます。
押尾コータローのテクニカルな部分を求める人より、フラリと立ち止まって聴いてみて、「おー！」みたいな感じでは無いでしょうかね。もともと押尾さんは超絶テクって言われてるけどテクよりハートと歌心で聴く感じがします。テクニカルで凄い人は他にもいっぱいいます。
私はこのアルバムはかなりお勧めしますよ