Room 3!!!!!!!!!
★★★★★
ジョニー・コールズ(trumpet),ケニー・ドリュー(piano),ペック・モリソン(bass),
チャーリー・パーシップ(drums)
ジョニー・コールズ、、この人は独特な吹き方をする人で、ず〜っと誰かに似てるなぁ〜と
思いながら聞いてたが、やっぱマイルスに似てますよね。微妙なニュアンスの使い方と間の
使い方が似てる気がする。
ただ、マイルスを良い意味で陰だとすると、この人は反対で陽ですね。
さぁ、この一枚ですが、名盤ですよ。[1]の「Room 3」は好い、ホントに好い。
静寂を切り裂く様に、コールズのロングトーンで始まり、怪しげなベースラインが入り、
後はブルージーにスウィングする。
コールズのフロントとしての存在感は抜群だが、リズムセクションも好い!
ここでのハイライトはペック・モリソンに限る。何かこのベースは生き物のようにうねる。
生物の弾力感や、まるで呼吸をしてるかのような自然な波のうねりがある。是非聞いてみて
欲しいと思う。
で、ケニー・ドリューのピアノタッチは映像的でドラマチックで彩りを加えるね、正確な
リズムキープをするチャーリー・パーシップも見事。
SIDE A, SIDE B,ともにバランスが整っていて聞き易いです。
僕的には夜の帳が下りた頃、ふと聞きたくなるんだよなぁ。。明かりを消して闇の底で耳を
澄ませば、コールズのラッパが闇を切り裂いてくれる、そして赤々と染め上げていく、、、
傑作ワンホーンアルバムだ。