悲しい話
★★★★☆
ロビンは、無人島で、何を求めたでしょうか?
食べ物もあった。住むところもあった。友達もいた。
ただ、残念なことに、人恋しかった。
せっかくの恋人とも、離ればなれ、親族とも会えない。
それでも、彼は、強く生きた。
誰もが知っているけれど
★★★★☆
誰もが知っている、この話。ですが、活字としてちゃんと読んだことが無かったんですよね。今回こうやって改めて本として読んでみると、なぜこの本が出版後数百年たっても、異国の地で増刷を繰り返し存続するのか、ということを知ることができたと思います。
忙しい大人にこそ読んでほしい本です。
圧巻の挿絵
★★★★★
子供の頃、こちらのハードカバーを持っていました。
もともとは童話ではないとのことで、挿絵の迫力、緻密さが素晴らしい。
子供に媚びない挿絵の物語、小学生の頃はそんなの気にもせず、
むしろ想像力をかき立てられて、ワクワクしながら読んだものです。
もちろん、大人になった今、読み返してみても非常に面白かった。
子供向けに編集したロビンソン・クルーソーしか知らない人に、
是非読んでみてもらいたい。そして、何よりも、子供にはダイレクトにこちらを!
難しいなら、大人が読み聞かせをしてあげて下さい。
それだけの価値は充分にある本です。
憧れの無人島ライフ
★★★★☆
信仰心の目覚めのエピソードが、所々に挿入されますが、
その割には、
冒険を楽しんでるのが見え見えのクルーソー。
割とお金に執着するクルーソー。
この島の支配者だ、王だと言い切っちゃうクルーソー。
他の人を家来と思うクルーソー。
そんなクルーソーが鼻についちゃう私。
なので、単純に冒険ものとして楽しんでみました。
無人島での0円生活の話はやっぱ面白いですな。
難破した船から色々品物運べたので、当面の生活必需品はOK。
飲み水確保OK。
食べ物、野生の山羊OK。フルーツOK。
何もない島、とかいいながら割と快適な感じ。
ちょっと、都合がいいとこも含めて好きです。
ワクワクします。楽しいです。
「無人島、ちょー憧れるー!!」と、思わせてくれる
ピカイチの冒険物語と思います。
誰もが“なんとなく”ストーリーを知っている有名な作品。
★★★★☆
主人公のロビンソン・クルーソーが、
なんだかんだで無人島に漂流し生活をしていくという内容です。
無人島から実際に脱出できたのか?
どういった結末を迎えたのか?
ということに関して、
ハッキリと覚えている(知っている)という人は、
意外に少ないのではないでしょうか。
中盤から後半にかけては、
登場人物が増え盛り上がっていくため、
思ってた以上に楽しめました。
しかし、
『回想録』のため、
文章の書き方的には、
物語に入り込んでドキドキワクワクするという感じではなく、
その点は残念でした。
(それが本作品の良さでもあるのですが)
前半は淡々としているため、
少し飽きやすいような気がしました。
内容は子どもに読ませたいようなものなのですが、
“この本”自体は大人向けのような気がします。
子どもが読むとすれば、
要約された『ダイジェスト版』の方が良さそうです。
全体の評価は星4つです。