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コモディティ化市場のマーケティング論理

価格: ¥2,100
カテゴリ: 単行本
ブランド: 有斐閣
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考えさせられる一冊ですね。 ★★★★☆
商品が売れない、利益が出ない、他者との差別化などが難しい
今の時代に、どうすればいいのか?どうなるのか?

それらの問題にいろんな角度から切り、分析されている一冊です。

文章は、難しい言葉ではなく、理解できる範囲の用語を使い書か
れていますので、読みやすいです。

新しい会社の方向性などが見えない時にヒントになるかも?
市場の分析などお悩みの方にも良い一冊と思います。
■これまでの知識が本書によって有機的に繋がりました。 ★★★★★
・コモディティ化した市場において、企業はどのようにマーケティング戦略を展開すべきなのか。伝統的なマーケティング論理のどこを見直し、どのように修正すべきなのか?まさに今、現場で直面している課題でした。
・私自身、これまでのマーケティングや戦略論の書籍の乱読の中で要素がバラバラに蓄積されていましたが、本書で頭が非常に整理されました!それぞれの知識が有機的に繋がって結晶化した感じです。著者に感謝です。
差別化困難な同質化からの脱却 ★★★★☆
マーケティングの基本として「ターゲットを絞り込み、ほかの商品やサービスとの差別化を図り、市場でのリーダーを目指す」との大前提がある。しかし、どの商品やサービスも顧客の目にはほとんど同じに見えてしまい、明確な差別化の実現が困難になりつつある、ということが本書の前半部分である。あきらかに退出が予想される成熟市場や縮小市場での成功例(本書では「納豆」「ベネッセ」「資生堂TSUBAKI」などを紹介。このへんはコトラーと比べるとちょっと市場のスケールが小さい感も・・・)をまじえ、分析を進める。そこから論を発展させて「戦略の重要性」「競争回避の可能性」「ビジョン主導」などを提唱。さらに、マトリックス分析(「4つの市場参入戦略」「リーン(消費)化に向けての4つの進め方」)、デザイン戦略などを解説してゆく。ほかの書評氏もおっしゃるとおり過去の論文、コラム、記事などの再掲なので1冊の本としての「まとまり感」は若干薄く、むしろ章ごとに独立した本との印象が強い。具体的にどうすべきか、とか「ブランド構築」「インターナル」「CSR」などとの関連性、発展は次の著書への期待となろう。
コモディティ化の切り口で新しい論理の体系化を試みる ★★★★☆
コモディティ化とは、消費者から見た製品やサービスの違いが価格以外では見出し
にくくなっている状態。
そうしたコモディティ化した市場にマーケティング的にいかに対応するかという、
昨今多くの企業が直面している非常に重要な課題を取り上げた本。

マーケティングの基礎を踏まえつつも、コモディティ化という切り口で新しい
論理を体系化しようとする試みに強く賛同したい。
書いてあることに間違いはないと思う。
また、ホギメディカルなどの比較的新しい事例も掲載されている。

しかしながら、読後に“今ひとつ感”を感じた。
原因は、全体的な“まとまり感”がないことと、執筆の“熱意”が感じられない
ことのように思える。
著者のあとがきを読んでそう思った。

(あとがきより)
・これまでに書きとめてきた多くの原稿を大幅修正して再構成した
・現在の授業の負担などを考えると(中略)時間的に難しい。部分的に発表して
 きた成果に頼らざるを得ず、これまでの蓄積を最大限に活用した

全体的な“まとまり感”がないのは、大幅修正や再構築はしたものの、結局は
既存原稿の寄せ集めだったためということか。
熱い思いからくる“筆の勢い”のようなものがあれば、熱意が本全体の基軸となり、
まとまり感不足をカバーできたかもしれない。
しかしながら、企画から上梓まで1年を要したことからもかわるように、忙しい
時間の合間を縫っての作業は、熱意や勢いを殺していったのであろう。

コモディティ化対応に特化したマーケティング本はほとんどないと思う。
ぜひこの切り口で、本気で(きちんと時間を割いて)骨太なマーケ本を書いて
ほしいと思った。

最初、読む前の期待が大きかったせいもあり☆3つにしようと思ったが、
コモディティ化の切り口で新しい論理の体系化を試みるというチャレンジそのもの
に敬意を表し、☆4つとした。
著者または他の誰かがこの切り口でのマーケ本を本気で書いてくれることを期待
したい。
マーケティングの新しい視点 ★★★★☆
 マーケティングの専門書としては比較的読みやすく,内容も斬新な部分が多々あり,学術的に得るところの多い書籍である.競争戦略論では,競争をしないセグメントでビジネスを展開できることが最良の戦略と言われている.だが,モノあまりの時代に,製品がコモディティ化する現状を考えるとそのような状況でビジネスを展開できることは非常に希と言える.実際には製品がコモディティー化することを前提にビジネス展開,競合と戦う必要がある.そのようなコモディティ化市場でどのように戦うかの指針がいくつか示されている.

 新しい切り口として,顧客志向や顧客価値を購入時点の限られた局面だけで考えるのではなく,そこに至るプロセスにもスポットする,リーン化の戦略的重要性を主張している.また,マーケティングの実施に至り,顧客を主役と位置づけた企業と顧客の新しい関係,顧客代行についても述べられている.その他,ハイパーコンペティションでの非プロフィットゾーンによる収益性低下の議論は興味深いと感じた.