始まり方
★★★★★
スウェーデン出身のデプレッシヴ・ブラックメタルの四作目で、全六曲入り42分、タイトルトラックがインストという構成です。メランコリックなメロディに合わせて疾走する場面が多く、気持ちよく聴けます。しかしただ疾走するのではなく、いろいろと変化があるのでまったく飽きることがありません。ゲストのヘルハマー氏のノリのいいシンプルなドラミングも非常にさえています。特に一、二、三曲目の流れは完ぺきですね。個人的には名盤です。
しかしこのアルバムの始まり方、初めて聴く方は驚くかもしれません。約2分30秒男性がなにやら不吉な会話をしていて、そこから徐々にフェードインするというものなのです。買ったCD間違えたかと思ったくらいですよ。ちなみにボーカルスタイルはデスというよりは苦しそうにもがいているような禍々しい感じで、妙に迫力があります。
ということで、このアルバムはブラックメタルが好きな方にはぜひお勧めしたい一作です。皆さんもこれを聴いて癒されてみてはいかがでしょうか?