ミッチーが、どれ程意欲的に制作したアルバムなのーっ！！聴いていて、驚愕しました。
1曲目「サンクチュアリ」から引き込まれ、「天使のうた」の何と美しくて激しい世界。
筒見京平さん、都倉俊一さん、阿木燿子さんらを作家陣に向かえたのも、ミッチーの拘り
なのでしょう。

美しいストリングスが素晴らしいバラードあり、ファンキーなホーンセクションあり
バリバリのドラムやベースのロックあり、かと思えば「solution」は、ストリングス
とバンド演奏の融合で、詞の内容とミッチーのボーカルも激しくせつなく、泣けます。

このアルバムは、ポップスやロックだのというジャンルに当てはまらず「ミッチー」と
いうジャンルが一番ぴったり来るし、他に言いようがないと思います。

及川光博さんという人・・・とにかく凄い！格好いい！

このアルバムは飛ばして聴く曲がありません。全体的にクオリティ高いと思います。もし誰かに及川光博のアルバムをどれか薦めて、と言われたらもれなくこれを薦めます。世界観が深いです、お勧め！

タイトル名の曲「サンクチュアリ」はアップテンポのロックナンバー。パンチ力とメッセージ性抜群の気合いの一曲です。バラードの「君の中へ」は聴いてて美しさのあまり泣けてくる名曲です。

誰もが感じた苦しみ、悲しみ、自分の弱さ、その他もろもろの負の感情を受け入れそれでもがんばる大人向けのとても奥の深い、そしてとても前向きなミッチーのアルバム。
どの曲も全く雰囲気が違っているので何度も聞き入ってしまいます。

今の生活に不満はないものの、何かしら心の奥にもやもやしている事、言葉に出来ない不安を抱えている人にお勧め。聞いているうちに、何かしらの答えが見えてくるかも・・・・。深いです。