すべての河合奈保子さんファンにはおすすめできません。最初から最後まで単調なピアノの演奏です。シンガー河合奈保子の歌唱力に魅了された方々には、「何、これ？」という感じではないでしょうか。
ただ、個人的には満点です。私自身ピアノインストゥルメンタルには全く興味はありませんが、全曲が奈保子ちゃん作曲、奈保子ちゃんによる演奏というだけで、CDを手にしたときのワクワク感は計り知れません。アーティストとしての河合奈保子の音楽感、感性の一端に触れられる喜び、それがいちばん大きいかな。
このピアノだけの独奏曲をアレンジしたらどうなるんだろう。奈保子ちゃんならどんな歌詞をつけるんだろう。今後を期待する上でも、ぜひ聴いておきたい1枚だと思います。
単調なビアノ演奏と書きましたが、何度も繰り返し聴いているうちに耳が馴染んできて、曲ごとに違った表情があることがわかります。私の中では、当然あるべき河合奈保子作品のひとつとなってます。
ただ、くどいようですが万人向けではありません。

８０年代から９０年代を代表するアイドル歌手である河合奈保子さんが作曲したピアノ曲集です。アイドル歌手だった頃から河合さんは、楽譜を読んでその通りに歌を歌うことが出来るほど、音楽的センスに優れた、当時のアイドル歌手としては、本当の意味で実力派の歌手でした。そしてアイドル時代から書き溜めてきた曲のレベルが評価され、日本作曲者協会にも名を連ねる実力の作曲者です。御結婚と同時に芸能活動を縮小され、今はオーストラリアで二人のお子さんのママとして、ヘアメークアーティストのご主人とご一緒にご家族でお過ごしでいらっしゃいます。その奈保子さんが、期間限定でiTuneでのダウンロード曲としてリリースした作曲集を、ファンの熱い要望でCD化され発売されたのが、この「nahoko 音」です。nahokoは「奈保子」さんの本名。本当の河合奈保子さんの作曲の才能を十二分に堪能できます。あの素敵な笑顔で素直で明るい奈保子さんの心のこもったピアノ曲。あなただけに特別に弾いてくれているような、そんな心地よい音色をピアノが奏でてくれます。良い意味で、歌手「河合奈保子」さんとは違った、作曲家かつアーティストとしての「河合奈保子」さんを、是非知っていただきたいと思います。どれもとっても素敵な曲です。是非聴いてみていただきたいCDです。

私はどちらかというとクラシックのファンですが、河合奈保子さんの音楽に対する情熱と才能に関しては心から尊敬しています。本作品は1回聴いただけだと、ありふれたＢＧＭだと思い違いをしてしまいそうですが、それは非常にもったいない。私は本作品をすでに３００回以上聴きました。一人で食事しているとき、恋人と会話しているとき、父母や友達が来てもてなすとき、本や漫画を読んでいるとき、通販のカタログを眺めているとき、コーヒータイム、など、どんなときでもこの「音」は邪魔になりません。それは作曲家の人柄、愛情、配慮、謙虚さがすべての曲に現れているからだと気付かされます。この作品を聴けた人は幸運な人、聴けなかった人は気の毒な人です。買いましょう。

自分は環境音楽には興味がないので、このジャンルはちょっと無理です。
喫茶店とかで流れてる分にはいいと思いますが･･･。
スカーレットやＪＡＰＡＮの頃はインストもキャッチーな聴かせる曲として良い味出してたんだけど。企画の趣旨が違うのかなあ。
昔のインスト盤と同様にインパクトやメロディー性が感じられませんでした。

正直、区別がつきません。
奈保子作品のコレクターでなければ不要です。