たまにはゆったりと〜。
★★★★★
忙しく毎日を過ごしている方に、ぜひ読んでほしなぁと思います。
これを読んでいると優しい気持ちにさせてくれます。
『どうぞ、お先に。』
半田が美和化してきている
★★★★☆
この巻を見てまず思ったのが、半田ってこんなだっけ、、、?
髪型が所々で美和と同じ感じになっている?
とか思ってたら巻末のオマケでそれがネタになってました
気になった方は一巻のジュノンな半田先生と見比べてみて下さい
人を容易く変える島の力強さみたいなものを感じることができるかもしれません
というか今回のテーマというのが、この島の力強さなのでは?と個人的に思っています
他の方からヒロインがいない的な意見が出てましたが、別に半田と誰かの恋愛なんてものに期待はしていないし、個人的には登場キャラの生き様を描いている漫画だという認識で読んでいるので、なるもひなも美和もタマもヒロシ母もヤスばもヒロインだし、半田もヒロもじいさんも郷長も教頭もヒーローだと思うのです
あるいは島自体が主役といってもいいかもしれません
誰がヒーローで誰がヒロインで、なんて問題はほんのちっぽけなものだと思のです
ヒロも美和もいつかこの島を出るときが来るのかと、不安を口にしたりすることもあります
都会に出たら、島の暮らしがちっぽけなものに思えてしまうかもしれません
でも、この島にいるときは、この漫画を読んでいるときは、そんなことはどうだっていいのです
それが多分この島の持っている、そしてこの漫画から伝わってくる力強さというものなのだと思います
一読の価値ありです
広がる島の空気
★★★★★
1巻でこの漫画の印象として一番強く残ったのが、天真爛漫な子供なるだったので、なる中心の話だと思ってたせいで、キャラが増えるにつれて島民全体で物語が描かれていくような展開に、少し違和感を感じたりもした。なるのポテンシャルはこんなもんじゃないだろうと。でも2巻まで読んで、それもすっかり馴染んでしまった。なる以外のポテンシャルも非常に高かったということだ。ふと考えてみると、嫌いなキャラなんかひとりもいないなぁ。
でも今回表紙になっている、いかにも"都会もん"な二人の風体に、またひとまわり展開が広がるかと不安もあったものの、やっぱりいつもの島の空気だったので安心。二人とも何だかんだ憎めないし、タマに言わせれば立派な戦闘要員だし。のんびりライフを満喫していた清舟の島に来た本来の目的やら葛藤やらを、のんびり感を残したままもう一度奮い立たせていて、程よくメリハリがついたように思う。
ちょっと勿体無いなと思うのが、清舟に対するような明確なヒロインがいないこと(BLはあんのに)。ライバルの次はヒロインを期待しちゃう。子供かおばさんっていう女性率も、過疎地の現状を現しているいるのだろうか。みんな大きくなれば、やはり島を出て行くのだろうか。と、シリアスなことも考えつつも、単に色気足りねぇなぁっていうボヤキなんですけどね。
最初は、どうもベタすぎるなぁとか、特別好きだって思うほどの作品じゃなかったはずなのに、自分にとって根っこが理想的な漫画であることに気付いた。これ読んでると、日々小さいことで悩んでいる自分がちょっと馬鹿馬鹿しくなってくる。そしてこの漫画の中の大らかな人たちが羨ましくなってくる。
あー島に行きてーなー。あんな暮らししてみたいなー。さすがに直で貝は食えんけどなー(笑)やっぱなるが一番強ぇわ。