難解にしてシンプル???
★★★★☆
著者は日本でまだまだ少ないエンターテインメント業界に精通する弁護士先生です。
一貫してシンプルに「プロデューサー」を軸足に論旨を展開していますが、
これまで私が抱いてきた法解釈上の常識(との思い込み)が覆される、かなり
ドラスティックな内容になっています。その分、著作権法の初心者が読むと、
正直かなり難解な印象を受ける、というか、著者がこのような文書を世に出すに
至った動機すら分からないと思います。
所謂「著作権法の解説書」とは似て非なるものという印象です。
参考にはなるが・・・
★★☆☆☆
エンターテイメント業界の著作権のあり方や契約慣行について書かれている。
著作権を考える上で参考にはなるものの、しっかりとした数字の裏づけのある内容が欲しい。
例えばテレビ番組の著作権に関する記述(本書264p)では、
近年は番組の著作権が制作会社の元に残ることが多いかのように読めるが、
実際には実際にはテレビ局側が著作権を持ち続けることが圧倒的に多いようである
著作権契約バイブル!?
★★★★☆
「エンタテイメント契約法」というタイトルからは、いったい何の本なのか想像できないが、業界別の著作権契約バイブル的な本である。
各業界ごとの実務に基づき著作権契約、実態等が明らかにされています。最近、著作権関連の書籍は数多く出版されていますが、なかなか貴重な本だと思います。